C・ノーラン、「『セッション』があまりに素晴らしくてジェラシー」、『インセプション』のエンディングなどを語る。
2015.04.22 13:10
現在ニューヨークでは毎年恒例トライベッカ映画祭が開催中。その中のトークイベントに、クリストファー・ノーランが登場。最近素晴らしいと思った作品から、『インセプション』のエンディングについて、また、自分が作った作品の中で気に入っているシーンなどについて語った。
http://blogs.indiewire.com/theplaylist/christopher-nolans-favorite-sequence-from-his-movies-is-the-airplane-kidnapping-scene-from-the-dark-knight-rises-20150421
1)自分が作った作品で一番気に入っているシーンは、なんと『ダークナイトライジング』(2012年)のオープニングだそう!
飛行機のハイジャックシーンだが、その理由について。「撮影にはスコットランドで2日間かかった」そうで、多くの人達の綿密な計画のおかげで実現したから、ということ。特殊効果も最低限で、非常に古い手法で撮影されたという。それが実際に上手くいった時の感動はひとしおだったということ。
そのシーンはこちら。
2)最近観た映画で感動したのは『セッション』!
「最高の作品だと思った。ああいう映画こそ観た時にあまりに緻密な作られていて、ものすごくジェラシーを感じるタイプの作品なんだ」と。かのノーランがジェラシーを感じるほどの作品。日本でも公開したばかり。ぜひ観てください!予告編はこちら。
3)『インセプション』のエンディングについて。
実はこの日司会を務めたのは、監督のベネット・ミラー。「僕もバックステージで聞いたんだ。だけど、公には明かさないようにと言われてしまった」ということ。残念。なのでノーラン曰く「もうこの質問はしないで欲しい」そう。一番される質問なのだそう。