アデルもブリットアワードでケシャ支援。ケシャ「問題は私のこと以上に大きい」と声明文

アデルもブリットアワードでケシャ支援。ケシャ「問題は私のこと以上に大きい」と声明文

行われたばかりのブリット・アワードで、最優秀女性ソロアーティストを受賞したアデルは、その受賞スピーチで、ケシャを支援するコメントをした。

「私は私のマネージメントとレーベルが、私が女性であることを尊重してくれていることにここで改めて感謝したいと思います。また公式にここでケシャへの支援も表明したいと思います」と。映像はこちら。
http://www.rollingstone.com/music/news/watch-adele-support-kesha-with-brit-awards-acceptance-speech-20160224

テイラー・スウィフトに、レディー・ガガに、アデルにまで支援されたケシャ。今最もパワーのある女性アーティスト3人が支援したようなもの。

現時点では、Dr. Lukeとケシャの言っていることに大きな食い違いがあるため、どちらが本当に正しいのか分からないが、これだけの支援は、ケシャ本人に対するもの以上に、女性アーティスト、または女性への扱い方への抗議も混じっているように思える。ケシャが発表したばかりの長文にてそれについて語っている。

I'm so, so beyond humbled and thankful for all of the support I'vereceived from everyone. Words cannot really express...

Posted by Kesha on 2016年2月24日

以下抜粋。
「みんなからもらった支援には感謝の気持ちで一杯です。
エンターテイナーの方達も、私を支援することで、自分のキャリアが危険に晒されるかもしれないのに、それでも支援してくれて永遠に感謝します。

私が言いたいことは、恐れることなく、虐待されることない環境で、音楽が作りたい、それだけなのです。
私は、自分の契約が有利になるように、またより良くするために、この裁判を起こしたわけでは絶対にありません。
私は、自分を虐待する人から、解放されたい、それしか望んでいません。
だから、私を虐待する人からの関係性をすべて断ち切ってくれれば、喜んでソニーと仕事したいと思っています。

だけど、現時点では、この問題は私のこと以上に大きな問題になっているような気がするのです。

私は、今の若い女の子達について心配します。私の未来の娘やまたはあなたの娘さん、または誰であったとしても、虐待する人について公で語ったら、罰されると思って欲しくないのです。とりわけ、虐待している人が、自分に対して権力を持っている人である場合は。

残念ながら、今のところ私の問題は、虐待を受けている人達にとって、それを公にしたら問題にはならない、と自信を持って言えないような状況になっています。

だけど、そんな風に思わないで、もし虐待を受けていたら、怖がらないで公にしてください。安全な場所が必ずあります。あなたを助けてくれる人が必ずいます。私があなたを支援します。今私は、自分の知らない人達までが自分のために戦ってくれることがどんなことなのか身にしみて分かっているので。

私はもちろんフェミニストです。でもそれ以上に、ヒューマニストなのです。私は、人間みんなが安全であるべきだと信じています。

あなたはひとりではありません。みんな一緒なのです。

アイラブユーそしてありがとう」

女性の権利のためのウェブサイトを運営している女優/作家/監督でもあるレナ・ダナムもケシャ同様に「これはケシャ以上の問題」と長文を発表している。
http://www.lennyletter.com/politics/a275/why-keshas-case-is-about-more-than-kesha/

また、レナの彼氏のJack Antonoffや、Zeddは、ケシャに、作りたかったらいつでも一緒に曲を作ろうとオファーしている。


Dr.Lukeは、ツイートを連投し、「裁判が終わった時に真実がすべて明らかになりウソが明るみに出る」「僕はケシャをレイプしてない」と主張している。と同時に、ケシャがベッドで寝ている顔の写真と「僕のアーティストはすごい働きもの!!!!」と書いたツイートを削除している。
http://www.teenvogue.com/story/dr-luke-deletes-tweet-kesha-sleeping
中村明美の「ニューヨーク通信」の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする