NYで週末に行われたザ・ガヴァナーズ・ボール・ミュージック・フェスティバルで、3日(金)初日のヘッドライナーをストロークスが見事に飾った!!!
5月31日のウォームアップ・ギグでは、観客の大声援にも関わらずアンコールをしなかったので、ファンが大がっかり。http://ro69.jp/blog/nakamura/143868
それがバンドにも伝わったよう。
3日のステージでは、最後に“Juicebox”を演奏して、「バーイ、ラヴ・ユー!」という感じであまりにあっさりと帰ったので、相変わらずだなあ~と思っていたら、なんと!アンコールにバンドが出て来た。奇跡(笑)。いや、ここ数年はアンコールもやってるけど。でもウォームアップ・ギグではやらなかったので、またやらないモードに戻ったのかと…。
ジュリアンは出てきた早々笑いながら、「アハハハハ(笑)。いや、アンコールってやっぱりどうしても変だと思うから、これまで最初のアルバム3枚の時はやってこなかったんだ。でもこの間やらなくてブーイングだったよね。アハハハ(笑)」と言って、“You Only Live Once”を最高にカッコ良くキメて、しっかりと幕引きをしてくれた。
この日は、「久しぶりにやるカヴァー」と言ってザ・クラッシュの“Clampdown”をやったり、新曲も“Threat of Joy”と“Drag Queen”をやった。残念ながら“Oblivious”はやらなかったけど。
さらに、亡くなったバンドの友人で、ストロークスの『カムダウン・マシン』はじめ、キングス・オブ・レオンなどのジャケ写を手がけてきたアート・ディレクターのBrett Kilroeさんに“Electricityscape”を捧げた。曲の前に彼とバンドとの友情や、ジュリアンの奥さんが言った感動の言葉などを披露していた。ジュリアンのMCは若干意味不明なことが多いんだけど、さすがにこの時はしっかりと長く心のこもった思い出を語っていた。
大舞台での新曲披露だったし、セットリストはベストヒット満載な内容だったし、バンドとして珍しくパーソナルな面を見せたりとフェスのギグとしてはスペシャルにスペシャルが重なった感動的なセットだったと思う!
さらに、これはストロークスが仕込んだわけじゃないけど、最後に花火が上がってライヴの感動にさらに輪をかけた、美しくも心にジーンとくる、完璧なライヴとフェス1日目の締めくくりだった。改めてやっぱりフェス最高と思ってしまった。
ストロークスは、現時点では先日のウォームアップ・ギグ、このガヴァナーズ・ボール初日、そしてこの後のオーストラリアのフェスと、計3回しかライヴの予定がない。このままアルバム完成に突入してくれるのではないか?と思うのだけど! 色々な意味で良い雰囲気だし、これまでと良い意味で違うモードだと思うので、超期待! バンドが自分達にまったく照明が当たらないセットで演奏しているため、写真に影のような暗い姿しか写ってなくてすいません!
セットリスト
1. The Modern Age
2. Soma
3. Threat of Joy
4. What Ever Happened?
5. Under Cover of Darkness
6. Alone, Together
7. Electricityscape
8. Ask Me Anything
9. Take It or Leave It
10. Drag Queen
11. Someday
12. Red Light
13. Clampdown (The Clash Cover)
14. Heart in a Cage
15. Last Nite
16. Trying Your Luck
17. Reptilia
18. Hard to Explain
19. Juicebox
Encore
20. You Only Live Once