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    ★つい先日も、ワン・ダイレクションの新曲”ベスト・ソング・エヴァー”が、
    ザ・フーの”ババ・オライリー”に酷似している!!!!!!

    なんて騒ぎがあったばかりですが、

    こうした「2アーティストの曲が似ている!!!」騒動は何も今始まったことではなく、
    それこそポップ・ミュージック史が始まって以来続いている。

    ということで、英テレグラフ紙が「これまでの2曲酷似事件&訴訟騒ぎetc」を厳選したのがこれ。


    (1)コールドプレイの“Viva La Vida(2008年)”と、ジョー・サトリアーニの“If I Could Fly(2004年)”。
    サトリアーニが2008年に「著作権侵害の訴訟」を起こし、
    コールドプレイ側がサトリアーニ側に示談交渉で賠償金を支払うことで決着した。

    (2)R.E.M.の“Hope(1998年)”と、レナード・コーヘンの“Suzanne(1967年)”。
    R.E.M側がこの曲を書いた直後にコーヘンの曲に似ていることに気付き、
    作曲クレジット&印税をコーヘンに与えることで決着。

    (3)レディオヘッドの“Creep(1992年)”と、ザ・ホリーズの“The Air That I Breathe(1974年)”。
    レディオヘッド側がザ・ホリーズのアルバート・ハモンドに「共同作曲者のクレジット&印税」を与えることで決着。

    (4)ザ・ヴァーヴの“Bitter Sweet Symphony(1997年)”と、ザ・ローリング・ストーンズの“The Last Time(1965年)”。
    ストーンズ側が著作権侵害で訴訟を起こし勝訴。
    ザ・ヴァーヴ側が「この曲の印税100%をストーンズ側に支払う(うわ厳しい、、、)」ことで決着。

    (5)ザ・ストロークスの“Last Nite(2001年)”と、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの“American Girl(1977年)”。
    2006年のインタヴュー中にザ・ストロークスのメンバーが「ペティの曲からリフを拝借したこと」をあっさり認めたことで、
    トム・ペティ自身は大笑い&この件を受け流したため、訴訟には至らなかった(←いい人だなぁ、トム・ペティ)。
    さらにストロークスは2006年のトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのツアーのサポートまでしている。

    (6)ザ・ストロークス“Razorblade(2006年)”と、バリー・マニロウの“Mandy(1974年)”。
    「両曲のコーラス部分が似ている」との指摘はあったが、未だに訴訟には至っていない。

    (7)レディー・ガガの“Born This Way(2011年)”と、マドンナの“Express Yourself(1984年)”。
    マドンナが後日のメディア・インタヴューでガガのこの曲に対し、
    「なんてステキな私の曲の新ヴァージョン!彼女がこの曲を書くことに私もヘルプできて嬉しいわ」と、
    かなりキツイ突っ込みコメントをしているが(笑)、まだ訴訟事件には至っていない。

    (8)エラスティカの“Waking Up(1995年)”と、ザ・ストラングラーズの“No More Heroes(1977年)”。
    この曲のリリース直後、
    ザ・ストラングラーズ側が著作権侵害で訴訟を起こし、勝訴。
    エラスティカ側が「共同作曲者のクレジット&印税」をストラングラーズ側に渡すことで決着。

    ★なお、これら「似ている2曲×8件」の試聴はこちらで。

    http://www.telegraph.co.uk/culture/music/music-news/10244614/Pop-songs-that-sound-like-others.html
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