ツイートによると、まず2017年の売り上げが、1位だったということ。
ストリーミングも合わせた計算によると2017年のアルバム売り上げは以下の通り(12月25日現在)。
1位 ケンドリック・ラマー『DAMN.』 2,603,000
2位 エド・シーラン『➗』 2,448,000
3位 ドレイク『More Life』 2,161,000
4位 テイラー・スウィフト『Reputation』 1,897,000
5位 ブルーノ・マーズ『24K Magic』 1,546,000
6位 ポスト・マローン『Stoney』 1,409,000
7位 ミーゴス『Culture』 1,384,000
8位 ザ・ウィークエンド『Starboy』 1,353,000
9位『MOANA』サウンドトラック 1,200,000
10位 カリード 『American Teen』 1,112,000
さらに、年末のベストアルバムリストで、『DAMN.』を1位に選んだ媒体が48もありぶっちぎりの1位。また、2位は、28以上あったそうだ。
ちなみに、同レーベルのSZAの『Ctrl』もアルバムの売り上げは、29位。さらに年間チャートも1位に7回も選ばれ、2位は13以上。批評家の点数を平均するとベスト3位に入る結果だったということだ。1位はもちろん、ケンドリックで、2位は、ロードの『メロドラマ』。
ここで注目したいのは、1月28日に発表されるグラミー賞で最優秀アルバム賞を果たして獲得することができるのか?ということだ。というのも、ケンドリックは、同様に年間ベストアルバムに軒並み選ばれた傑作『To Pimp A Butterfly』の時は、テイラー・スウィフトの『1989』が受賞。メディアからもファンからも、テイラーの受賞が大批判されるということがあった。ちなみに、ケンドリックは、セカンド・アルバムの『Good Kid, M.A.A.D City』も最優秀アルバム賞にノミネートされていて、その時は、ダフトパンクの『Randam Access Memories』が受賞している。今回3作連続のノミネーションということになる。
ケンドリックのチームは、グラミー賞の特集号のBillboard誌などでは、大々的にキャンペーンを行っていた。ノミネーション時期も、アーティストとして唯一見開きの広告を出していたし、投票締め切り直前のグラミー賞ガイド号では、最優秀アルバム賞は、『DAMN.』だ、告げるなんと6ページもの広告を出しているという気合いの入れ方だった。
去年は、最優秀アルバム賞をアデルが受賞し、アデル本人が、「本当はビヨンセがもらうべきだった」と言わなくてはいけないようなかわいそうな事態となった。今年これだけ評価され、売り上げも記録していたケンドリックが受賞しないようなことがあったら、大事件になるような気がする。
ケンドリックの他にアルバム賞にノミネートされているのは、
JAY-Z 『4:44』
Childish Gambino 『Awaken, My Love!』
Lorde 『Melodrama』
Bruno Mars 『24K Magic』
さらに、ケンドリックと同レーベルのSZAも女性として最多の5部門もノミネートされている。
ノミネーションのリストはこちら。
https://www.billboard.com/articles/news/grammys/8047027/grammys-2018-complete-nominees-list
日本での放送は、1月29日午前8時30分からWOWOWで。
http://www.wowow.co.jp/music/grammy/
ケンドリックは、2017年、様々な雑誌の表紙にもなっていて、家にあったのだけを数えても、7冊はあった。正に2017年の顔。