コーチェラのラインアップ発表!カニエは直前にキャンセル。
2019.01.04 14:47
毎年、アメリカのフェスシーズン開幕を告げるコーチェラがラインアップを発表した。
ヘッドライナーはチャイルデッシュ・ガンビーノ、テーム・インパラ、そしてアリアナ・グランデだ。
アリアナはインスタに「光栄だし、死ぬほど楽しみ」とコメントしている。彼女は、マンチェスターのライブで悲劇に遭遇して以来、去年は、元彼氏のマック・ミラーが亡くなり、婚約者だったピート・デビットソンとは破局と、悲しいことが連続している。しかし、そんな中で、新作『スウィートナー』が大ヒット。現在、数少ない純粋なポップ・アーティストとして成功を収めている。
テーム・インパラは「新年、新ライブ、新サウンド」とインスタにコメント。彼らはここ数年、いくつかのフェスでヘッドライナーだったが、今年は新作が期待されているので注目だ。
ガンビーノは、チャイルディッシュ・ガンビーノとしては最後、という新作を今年発表するはず。彼のライブは去年3回観たけど個人的なナンバー1だった。「これは宗教的な体験なんだ。ここは教会なんだ」と言って始まり、心も体も持って行かれるような体験となる。去年の12月にLAで観た際「これは最後のライブ」と5回くらい言ってた。いつ本当の最後になるか分からないので観逃さないように。
その他、The 1975、ジャネール・モネイ、アルバムを突然発表したバッド・バニーから、今年新作が期待されるソランジュなどかなり豪華なメンツ。
https://instagram.com/p/BsGIBm5hDhi/
実は、当初ジャスティン・ティンバーレイクとカニエ・ウェスト、ガンビーノがヘッドラインと噂されていた。ジャスティンは断ったという噂が流れたが、カニエはなんと出るはずだったのにキャンセルになったとTMZがレポートしていた。
https://www.tmz.com/2019/01/02/kanye-west-will-not-perform-coachella-2019-stage-negotiations/
理由は彼がシェイクスピアの舞台で使われていたような古典的かつ巨大なセットを作りたいと主張。主催者側が拒否し交渉が決裂したようだ。これはちょっと残念だ。カニエのステージは長年観て来ているが、アーティスティックなレベルがずば抜けているから。前にも書いたけど、”Grow in the Dark”ツアーのセットを強引にボナルーフェスのメインステージに持って来て、本当はセカンドステップで出演予定だったのに。セットがなかなか入らなくて終わったら朝日が昇ってきたという素敵な思い出もある(笑)。
『ホーリーマウンテン』に影響された『イーザス』ツアーでは彼がライブのほぼ最後で神に会うまでマスクをしていた。ジャック・ホワイトもこんなことできるんだと大感動していた。
前回のコーチェラ出演時も、その時しか使わない贅沢なセットだった。しかしセットについては、かつても採算度外視すぎてJAY-Zとツアーした時は揉めたりもしてた。今回も無理だったんだろう。あ、でも、あの赤い帽子を本当にかぶるんだとしたら観るのはかなり辛い。
コーチェラは、カリフォルニア州インディオで4月12-14日、19-21日に開催。例年初週はストリーミングされる。
https://www.coachella.com/
初週のチケットは、429ドルだが、すでに売り切れ。VIPの999ドルはまだあるみたい。
https://coachella.com/passes/