カニエ・ウェスト2019年の抱負:「トランプ帽をかぶる」。がーーーーーーーーん。

カニエ・ウェスト2019年の抱負:「トランプ帽をかぶる」。がーーーーーーーーん。

カニエ・ウェストが、新年そうそうカニエ節を連発している。

なんと、新年最初の誓いが、「トランプ支持復活」だった。がーーーん。2018年の振り出しに戻ってるではないか。

「トランプ漬けだ」とツイートしている。

「ドラゴン・エナジー」「それが2019年、俺の立ち位置だ」と。

さらに、「今後パフォーマンスする時は必ず(トランプ支持の)帽子をかぶる」とも。まじか(涙)。

カニエは、「90%の黒人が民主党支持というのはコントロールされているということな気がする」ともツイート。

さらに、「トランプ支持の帽子をかぶって良かったことのひとつは、俺が黒人だからということで、人が俺に命令できないことを象徴できたことだ」と。

つまりカニエがトランプ支持帽子をかぶることで主張したいのは、俺が黒人だからって民主党を支持しろと命令するな。それは人種差別だし、俺は誰からも命令されたくないし、自由なんだ、ということ。

もちろん、彼がどの党を支持しても良いし、自由なんだと主張したいのは当然だ。しかし、前も書いたけど、何とか違う方法で自由だと主張できないだろうか?ということ。なぜなら、人種差別だと言いたいがために支持しているトランプ自身が人種差別主義者だからだ。彼として概念としてトランプを使っているつもりだが、本末転倒な結果になっている。みんな憤慨しているのはそこだ。ただ、わざわざ最もコントラバーシャルなトピックを選ぶのもカニエらしいのだが.....だから理解はできるんだが、同意できないのだ。

自分でも政治を巻き込んだことで、うまく利用されたと気付いたと一旦は言っていたのに。これでは2019年の抱負どころか、2018年に逆戻りだ。とほほ。彼の音楽を聴くのに、この主張がどうしても妨害になってしまう。

カニエがこんなところに立ち返ってしまったのは、その前に、ドレイクが妻のキム・カーダシアンをインスタでフォローしていることに今気付いたことがきっかけだったのではないかと思う。直前に、それに対する激怒をぶちまけていたから。ドレイクに対する怒りはこれまでも色々とあったし、1億230万人もいるキムのフォロワーの1人がドレイクで許せないのも夫の勝手なので、それはまあそれは良いとして。本人も言うだけ言った後、最後に、「アイ・ラブ・ドレイク」とまとめていたし(笑)....あ、今見たら、「アイ・ラブ・ドレイク」は消えてた(爆)。

でも「全ての人を愛している」と。

つまり、彼がこんなことを再び言い出したのは、感情をコントロールできなくなった結果なのではないかと思うのだ。

というのも、カニエは、少し前に、彼の金字塔である『マイ・ビューティフル・ツイステッド・ダーク・ファンタジー』や、『ウォッチ・ザ・スローン』を作った時に、処方せん薬を飲んでいなかったとし、今も、そのレベルの作品を作るために、6ヶ月飲んでいないとツイートしていた。カニエは、少し前に、自分が精神的な病で弱っている時に攻撃したとドレイクやアリアナ・グランデを反撃していた。カニエの精神的な病について私は何も分からないので、何かを言う権利もないのだが、アリアナの主張は、精神的な病を自分を正当化する武器にするな、ということだった。私もどちらかと言うとアリアナの主張に同意する。そして本当に必要なら薬を飲んで治療して欲しい。

カニエのライブは、色々な場所で長年観てきているが、毎回素晴らしく、トラヴィス・スコットの大衆性の頂点とは比べものにならないレベルの高いアートを我々に披露してくれている。最後に観た”Saint Pablo”ツアーは、いまだにこれまで私が生涯観たライブの中でも最高だったと言える体験だった。しかし、これから必ずトランプ帽をかぶってライブされたらキツい(涙)。

カニエ・ウェスト2019年の抱負:「トランプ帽をかぶる」。がーーーーーーーーん。 - pic by Josh Charow/The Meadows 2016pic by Josh Charow/The Meadows 2016

去年の年末に、カニエが政治から手を引くと言っていたので来年に期待し、気を許して1日悩んだ後、yeezyのパーカーを買ってしまったばかりだった.......。

ただ、2018年、結局私はアナログ盤を買ったけど、カニエの『Ye』は聴かないで終わった。どうしても聴けなかった。

2019年カニエに唯一望むことは、どうか有無を言わせぬ傑作を作って欲しい、というそれだけだ。

嵐のようだった2018年に続き、この分だと2019年も穏やかな年にはなりそうもないなあ....。

カニエ・ウェスト2019年の抱負:「トランプ帽をかぶる」。がーーーーーーーーん。
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