驚き! テイラー・スウィフトが最新作『フォークロア』発売。しかもボン・イヴェールとザ・ナショナルが共作、プロデュース、そして共演!!

驚き! テイラー・スウィフトが最新作『フォークロア』発売。しかもボン・イヴェールとザ・ナショナルが共作、プロデュース、そして共演!! - pic by Beth Garrabrantpic by Beth Garrabrant

これはびっくりした。なんとテイラー・スウィフトが、24日(金)午前12時に、最新作『フォークロア』を発売した!

最近静かだなあと思っていたら、なんと新作を作っていたとは。全曲新曲で、このコロナ禍で外出禁止中に作り、レコーディングしたのだそう。

さらに注目は、The Nationalのアーロン・デスナー、Bon Iverのジャスティン・バーノン、またジャック・アントノフが参加していること。その他、数々のコラボレーターが参加しているが、それぞれ直接会わないで作ったマジカルな作品だ。


さらに、シングルの”cardigan”のビデオが解禁となった。

彼女のコメントによると彼女が書いた曲で、ビデオの監督も自分でしたそう。コロナ禍なので、しっかりと医療関係者の指導のもと、関わったスタッフは全員マスクなどをして撮影したということだ。



この作品の大注目すべき点は、16曲中11曲をなんとThe National のアーロン・デスナーが共作、プロデュースしていること!しかも、Bon Iverのジャスティン・バーノンが1曲を共作して、なんと一緒に歌っているのだ!


ジャスティンとアーロンはBig Red Machineでコラボもしているし、ジャスティンのツイートによると、アーロンの紹介で今回参加することになったそうだ。


「テイラー・スウィフトの『フォークロア』に参加できて、本当に本当に光栄に思っている。いつも人と人を繋げるのが上手いアーロン・デスナーのおかげなんだ。”Exile"を聴いて欲しい。アルバムも全曲聴ける」


アーロンが制作過程について詳しく語っている。


「テイラーから4月の終わりに、リモートで何曲か一緒に書いてみないかとアプローチされて、とても嬉しかったし、光栄に思った。僕は家族と一緒に自己隔離していたけど、外出禁止が始まってからの最初の数ヶ月に曲をたくさん書いていたんだ。だから、それを彼女に送ってみた。だけど曲が出来るのには時間がかかると思ったし、リモートの状態で一体どこまでできるのかについては何も期待していなかった。

ところが僕が彼女に曲を送ってから、なんと数時間のうちにテイラーからのボイスメモが入っていて、曲が全部書き終わっていた。そこから、勢いが止まることはまったくなかった。そして数ヶ月の間にリモートで一緒に11曲完成させて(彼女は同時に素晴らしいジャック・アントノフとも数曲レコーディングしていた)、このマジカルな新作『フォークロア』が完成したんだ。

僕はこんなに人にインスパイアされることは滅多にないし、というか、このアルバムが完成したというのが今でも信じられない。これらの曲は、本当に困難な時期に生まれたものだ。

そもそもエンジニアのJon Lowの助けなしでは絶対に作れなかった。それから、僕の兄弟のブライス・デスナーが海を超えたところで、美しいオーケストラのアレンジを数曲手がけてくれた。ジャスティンは、曲を一緒に書いてくれたばかりか、美しい曲を歌ってくれた。そして僕らのコミュニティの友達が、みんな隔離状態が続く中で素晴らしい貢献をしてくれたんだ。

僕はこのアルバムの曲をすごく誇りに思っているし、僕に声をかけてくれて、制作の過程でも僕を信じれてくれたテイラーに心の底から感謝している。彼女は僕がこれまで出会ったアーティストの中でも最も才能があり、努力家で、自分の作る作品をすごく大事に思っているアーティストだと思う。

このアルバムの曲には、明白な人間性があり、ぬくもりがあり、生々しい感情が描かれていると思う。それをみんなが愛してくれたら嬉しい。僕が感じたのと同じような心地良さを感じてもらえたら嬉しい」


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さらにジャックは以下のようにツイート。


「“august”と“my tears ricochet”が僕が一番好きなんだ」(*2曲とも彼のプロデュース)、「みんながこの美しい作品を聴いてくれるのが待ちきれない」とも。



以下は、テイラーのコメント。


「この夏予定していたことはほとんどできなかった。
その代わり、予定していなかったのに、起きたことがあった。
それがこの8枚目のアルバム『フォークロア』。サプライズ!
今日午前0時に発表される。全て新曲で、ここには、私の衝動、夢、恐怖、黙想がすべて注ぎ込まれている。

アルバムは、それぞれが自宅解禁の中作り、レコーディングしたものだけど、私の音楽のヒーロー達とコラボレーションすることができた。

Aaron Dessner(全16曲中11曲を共作、プロデュース)
Bon Iver(共作し、なんと優しいことに1曲で一緒に歌ってくれた)
William Bowery(2曲を共作)
Jack Antonoff (すでに私の音楽的家族も同然)
エンジニア:Laura Sisk, Jon Low
ミックス:Serban Ghenea, Jon Low
アルバムの写真を撮ってくれたのは、素晴らしいBeth Garrabrant。

この年がなかったら、この音楽を発表する『完璧』なタイミングはいつなのかと考えすぎていたと思う。
だけどこういう時を生きていて、確かなものなんてないもないんだと教わった。
だから、もし自分が愛するものができたんだったら、世界に発表するべきなんだと私の本能が言ってる。
それが不確かな時だからこそ、私にできると思うことだと思う。みんな心から愛してる❤️」


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さらにテイラー曰く、この作品が8作目となるので、CDとアナログ盤を8種類のジャケ写違いで発売するそう。中にはカセットテープ版もあり、フィジカルで発売される作品には"the lakes"というボーナストラックが付く。

この8種のジャケットでのコレクター版CDとアナログの発売予約は7月30日午後11:59まで受付する。日本時間だと7月31日午後12:59までとなる。さらに、文字通りカーディガンなど、マーチとのバンダルによる発売もある。

https://store.taylorswift.com/

ちなみに、ジャックは6曲プロデュースしていて、そのうちの1曲"betty"は、アーロンと一緒にプロデュースしている。


ちょっと面白いのは、ビルボードが最近このバンダルなどのチャートの数え方を変えると発表したこと。Tシャツなどを売り、それにデジタルアルバムが付いてくるという方式を批判する人達が多くいたからだ。もはやアルバムを売っているとは言えないと。新しい決まりが適用されると、アナログ盤の予約だけ受け付けて、後から発送されるものは、発送された段階で売り上げにカウントすることになり、発売と同時にデジタルだけ先に送られても売り上げとしてカウントされなくなる。

幸いというか、その新しい計算の仕方がまだ適用されていないので、今回は、後から送られるアナログでも、カーディガンと一緒に付いてくるデジタルアルバムでもカウントされることになる。

すでに発売されたので、ヘビロテ中だが、なんと偶然?24日はカニエ・ウェストの最新作『DONDA: WITH CHILD』の発売予定日でもある(汗)。

テイラーはThe Nationalの長年のファンで、去年の6月にThe Nationalがブルックリンでやったライブを観に来て(私も観ていた!)親交を深めていたようだ。

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『フォークロア』というタイトルを聴いた時、これは彼女が長年作っていなかったアコギを中心にギターアルバムを作るのだと思ってしまったが、そう簡単にいかなかったところが、ほんと素晴らしいと思った。

The Nationalや、アーロンのその他のプロジェクトによるプロダクションやアレンジがふんだんに活かされた、しかしテイラーとしては完全に新境地。空気感や繊細なエモーションが優先された作品だ。こういう時だからこそ、思い切りできた作品だと思う。
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