ビリー・アイリッシュ、「超接戦だったでしょ。みんな1人1人が頑張ったおかげで勝ったんだよ!」 バイデン&ハリス勝利にミュージシャンも歓喜

ビリー・アイリッシュ、「超接戦だったでしょ。みんな1人1人が頑張ったおかげで勝ったんだよ!」 バイデン&ハリス勝利にミュージシャンも歓喜

大接戦にして長期戦の末、アメリカ次期大統領がとうとうジョー・バイデンに決定した。さらに、副大統領は女性初にして、アフリカ系アメリカ人、南アジア系アメリカ人としても初のカマラ・ハリスとなった!!

色々と書きたいことはあるが、とり急ぎ、現在民主党支持者が圧倒的に多いニューヨークは、街中がお祭り騒ぎとなっている。車のクラクションが鳴らされ、ビヨンセから、“FTD”までが鳴り響いている。


ティモシー・シャラメもそれで踊っていた。

民主党支持のミュージシャン達も次々に喜びのコメントを発表している。以下その一部。

1)ビリー・アイリッシュ


「ぎゃーーーーー。いえーーーい!やったーーー!!!
オーマイガーー。
みんな投票してくれてマジでありがとう。
マジで信じられない。
めちゃくちゃ嬉しい。
天にも昇った気持ち。
みんなにお礼が言いたい。
気持ちを変えてくれた人達。
またはとにかくファッキン投票してくれた人達。
初めての投票だったとしても
誰にもあなたの声はどうでもいいとか
あなたの票は大事じゃないと言わせないで
だってマジで超接戦だったでしょ
みんな1人1人がファッキン頑張ったおかげで
勝ったんだよ!

地球温暖化が大事な問題だと思ってくれてありがとう。
女性の権利が
社会的公正が大事なことだと思ってくれてありがとう。
それから今をファッキン生き抜くことが。

マジで今超ハッピー!

みんな愛してる。
体に気を付けてね」


2)レディー・ガガ


「ハイ、みんな!
女性のみんなに知ってもらいたい。
この国で本当の目覚めと
本当の変化がやって来るということを。
権力によって抑圧されていた人達に
あなた達の声が届いたと思ってもらいたい。
本当に何と言っていいのか分らないくらい。
これは本当に本当に特別な日。
恐怖の中で、正当な理由のない攻撃の中で生きてきた。
でもそれは終わる。
これから温かい気持ちになれる。
世界が大好き。
これは絶対に世界にとっても良いことなはず。
神が世界に大きなハグをしてくれたと思う。
家族のみんなをそして自分をハグして。
この後、みんなで傷を縫うことができると思うから。
みんな安全に。
平和で。
人に不親切にする理由はないから。
これから癒しの時がくる。
安息の時がくる。
みんなが声を出したからよ。

それからもうひとつ言っていい。
私達は副大統領に初の女性を選んだということ。
本当にどうもありがとう。
投票してくれた人全員本当にありがとう。
ステイシー・エイブラムス、あなたがジョージア州でやってくれたすべての
こと。本当にどうもありがとう。
あなたは多くの人達にとって素晴らしいインスピレーション源となった。
私のファン全員に、ステイシー・エイブラムスと彼女のチームに
愛と尊敬の念を送ってもらいたい。彼女のリアルさと真実から光が生まれたから。
もう言葉にならない。
意地悪な攻撃などには耳を傾けないで。
良いことを聴くようにして。
平和にね。
心に平和を掲げてね。
またね」


3)ビヨンセ




「次期大統領に決定したジョー・バイデンと、次期副大統領に決定したカマラ・ハリス、おめでとうございます」



4)リゾ


「これまで何度かこの国で、希望を持っていても
希望を持つ度にそれが奪われてしまった。
今回も希望を持っていたけど、でもものすごく怖かった。
でもトランプが正式にホワイトハウスから出て行くことになった。
1000年にも感じられたこの4年間がとうとう終わる。
その間に亡くなった人達がいて、この国はパンデミックと不景気に陥った。
すべてを1人の大統領のせいにすることはできないけど、
でもそれをいかに対処したのかについては文句が言えると思う。
そしてものすごく間違った対処がされたと思う。
私は自分が見捨てられたように感じた。
民主党支持であれ、共和党支持であれ、
あの人は誰のことも大事に思っていない。

私は黒人の女性を、褐色の女性をホワイトハウスで見られることを本当に嬉しく思う。
それからアメリカが責任の持てる国なのか見るのがすごく楽しみ。
人が人の意見に耳を傾けられるような新たな時代へ進めたら、
絶対に根本的な変化が訪れると思う。
そしてみんながこの国で平等に生きられるようになると思う。

この白人史上主義者達が蔓延るのをもうこれ以上我慢することはできない。
これ以上我慢しない。
もう我慢しない。
みんな団結して。
そして落ち着いて。

今すごく楽しみにしている。
希望を持ってる。
幸せで、誇りに思ってる。
これまでみんなが辛抱してきたことを。
投票してくれた人達を誇りに思うし、プロテストした人達を誇りに思う。
抗議のために行進した人達を。

でもこれが終わりじゃない。
これが本当に進歩の第一歩なの。
そして責任を持ってもらうことの。
今私達のことを聴いてくれる人達が責任者となった。
だから本当の変化が訪れることを願う。

私達は今は祝福している。
みんなも祝福していることを願う。

美しい日よね。
神にご加護を。
みんな愛してる。

さあここからみんなで頑張りましょう、アメリカ」



そして、バーイ、ビッチ!とウォーターバイクに乗っている。就任式、就任披露パーティではぜひリゾに歌ってもらいたい。

5)ジャスティン・バーノン

本当に重要な接戦州となり、しかも、共和党から民主党になったウィスコンシン州で地道な投票の呼びかけをしていたジャスティン・バーノンも早速ツイート。

「これは本当に本当に本当に本当に良いことだ。
だけど、この機会に言っておきたい。
自分とは同じ意見ではない人達を受け入れ、耳を傾け、愛するということを。
#redwave "lovetoall #newworkbeginsin54321.....✌️」


つまり、共和党の人達も愛して、ここから新しい仕事を開始しよう、と言っている。なんと素晴らしい。

6)トム・モレロ


ちょうど4年前。トランプの就任式の夜に行なったライブを投稿している。「これは反抗の祝祭なんだ」と語り、5つの大事なことを語っている。

1. 自ら足を運ぶこと。
こうやってライブに来て、そして明日はウィメンズ・マーチに参加すること。
可能な限り、自分の声を届けるために、現場に足を運び続けなくてはいけない。

2. 団体に参加すること。
環境問題と闘う団体に。
またはバンドに参加すること。
みんなで団結すれば声と力を生み出すことができる。

3. しっかりと読むこと。
適当なニュースをかいつまんで見て、自分の偏見に満足しないこと。
俺はトランプ支持の場所の出身だ。イリノイ州の小さな町で育った。
人種差別を生み出す土壌で育ったんだ。

4. 立ち上がれ。
LGBTQコミュニティのために立ち上がれ。
女性人権のために立ち上がれ。
環境のために立ち上がれ。
移民のために立ち上がれ。
マイノリティのために立ち上がれ。
イスラム教徒のために立ち上がれ。
トランプの偏見の標的になっている人達のために立ち上がれ。

5. 奮起しろ。
政治家や大企業に与えられたもので満足するな。
自分達が本当に欲しいもののために闘え。
妥協するな。
謝るな。

もっと書きたいことはあるのだが、取り急ぎ、今回の選挙が前回と大きく違ったのは、新世代と黒人、とりわけ黒人女性の投票、つまり最も投票妨害されている人達が自分達の声を届けるために闘ったことだ。それが、この大接戦のすえ、民主党が勝利を勝ち取った大きな理由となった。

思い出してみれば、この政権は、就任式の翌日に史上最高とも言われているウーマンズ・マーチに始まった。それについては下記のブログに書いている。

https://rockinon.com/blog/nakamura/154957
https://rockinon.com/blog/nakamura/154898

その後、銃規制を訴えるために立ち上がったフロリダの高校生達によるMarch for Our Livesがあり、さらにそれに影響されて地球温暖化を訴えるためにグレタ・トゥーンベリが立ち上がった。それが地球温暖化と闘う若者によるSunrise Movementに繋がり、そして最近では再びBLMムーブメントが起きた。

トム・モレロにインタビューすると彼がいつも言うのは、本当の革命や変化というのは、例えばオバマのような1人の人物がもたらすものではなくて、底辺にいる1人1人が団結して立ち上がった時に本当に訪れるものだということ。この4年間というのは正にその象徴だったと思う。

誰もこれがゴールだと思っていない。March for Our Livesムーブメントを始めたDavid Hoggがさっそくツイートしていた。

「これは若者達の勝利だ」と。そして「これから先まだまだやることがある」と。


何度も書くけど、ビリーにインタビューした時、フロリダの高校生やグレタ・トゥーンベリについて触れた後に、「もうすぐ死ぬおじさん達がなんでホワイトハウスで私達の未来について決めているのか分からない。18歳が大統領になるべきだと思う」と言っていた。今回彼らが大統領になったわけではないが、半分くらいは彼らの力で新しい大統領が決まったと言っていいと思う。

こういう新世代が生まれたことに感謝の気持ちで一杯だ。

ちなみに、ビリーは来週木曜日に新曲について発表があると言っていた。また、来年2月にはApple TV+でドキュメンタリーが公開となる。




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