毎年恒例ながら、去年は観客なしでリモートで行われた「MTV Video Music Awards」だが今年は2年ぶりに観客を入れて開催された。やっぱり熱気があると全然違う。ちなみに、ニューヨーク市は屋内の会場は全員ワクチン接種済みでないと入れない。
最高の賞となるビデオ・オブ・ザ・イヤーは、リル・ナズ・Xの”Montero(Call Me By Your Name)”が受賞。
リル・ナズ・Xと、オリヴィア・ロドリゴ、BTSが3部門ずつ受賞した他、ジャスティン・ビーバーが、アーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞。
フー・ファイターズが、今年初めて贈られたグローバル・アイコン賞を受賞した。
全ての結果は以下の通り。
http://www.mtv.com/news/3180634/vma-winners-list-2021/
すでにいくつものパフォーマンスや、スピーチ、プレゼンターの映像が公開されている。
1) 今年はMTV 開局40周年。マドンナがサプライズでオープニングに登場した。「私は40年前に35ドルだけ持ってNYに来た」。その年にMTVが始まった、と。
2) ビリー・アイリッシュがプレゼンターで、フー・ファイターズがグローバル・アイコン賞受賞。
3) フー・ファイターズのパフォーマンス
4) フー・ファイターズのスピーチ。今年26周年なので、「また26年後に会おうぜ!」と言ったのが良かった(笑)。
5) ビリー・アイリッシュが”Your Power”でビデオ・フォー・グッド賞受賞。良いことのために作られているビデオに贈られる。
ビリーのスピーチが良かった。
賞をアヴリル・ラヴィーンからもらったのも良かった。「この賞はファンが投票してくれたって知ってる。みんなアイ・ラブ・ユー! ありがとう。この曲について言いたいことがあるとすると、まずこの曲を前から書きたくて長い時間かかったということ。それでようやく書けた。これを書けてすごく嬉しかったし、自由になれたし、だけど、めちゃくちゃ悲しい曲になった(笑)。
それから、私達は、若い女性を守らなくちゃいけないと思う。何があっても。マジで。それから忘れちゃいけないのは、私たちは、みんなパワーを持っているということ。そしてそのパワーを使って人を傷つけてはいけない、ということ。ありがとう!」
6) オリヴィア・ロドリゴのパフォーマンス
7) ジャスティン・ビーバーのオープニングのパフォーマンス
8) ジャスティン・ビーバーのスピーチも良かった。
「みんなも知ってるように今世界で色々なことが起きている。コロナ禍で今までになかったような時代を生きているから。だけど音楽は、人々に届き、僕らをひとつにできる素晴らしいものだ。だから僕らは今ここにいる。そしてこうやって集まると、僕らは違いよりも、共通することが多いような気がする。みんな美しい顔をしているし、これから絶対より良くなっていくと信じている」
9) リル・ナズ・Xのパフォーマンス
10) リル・ナズ・Xのスピーチも良かった。「レッツ・ゴー、ゲイ・アジェンダ!」と言っていた。
11) エド・シーランのパフォーマンス
12) マシン・ガン・ケリーのパフォーマンス
13) ショーン・メンデスのパフォーマンス
14) カミラ・カベロのパフォーマンス
15) ケイシー・マスグレイブスのパフォーマンス
16) プレゼンターで出たシンディ・ローパーのスピーチも良かった。
「私は84年の最初のVMAsで賞を受賞したの。それから変わったことも少しあった。でも、ガールズはまだ楽しみ(fun)たい!だけど私たちはお金(funds)も欲しい。平等の賃金が欲しい!それから私たちの体をコントロールする権利が欲しい!つまり、基本的人権が欲しい!」
「2021 MTV Video Music Awards」は、日本のMTVでも、全編放送される。字幕付きの回もある。司会はドージャ・キャットが務めた。
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