アデルが泣いちゃった。1月21日から開始のラスベガス・レジデンシー24公演を前日に延期。コロナ感染の懸念ではなく、コロナ感染でスタッフが足りなくて準備が間に合わなかったから。

アデルが泣いちゃった。1月21日から開始のラスベガス・レジデンシー24公演を前日に延期。コロナ感染の懸念ではなく、コロナ感染でスタッフが足りなくて準備が間に合わなかったから。

これは辛い。なんと1月21日から始まる予定だったアデルのラスベガス・レジデンシー・ショーが、前日になって延期された。アデルが泣きながら発表した。

「えっとみんな聞いて。本当にごめんなさい。ショーの準備ができなかった。スケジュール通りになんとかやろうとして、できることは本当に全てやったんだけど。それからみんなに満足してもらえるようなものにしたいと。だけど、届かなかったものがあったり、コロナのせいで全てが台無しになってしまった。

私のスタッフの半分は、コロナで自己隔離していて、今も隔離中。だからショーをやることが不可能になってしまった。今あるものではショーはできない。こんなにギリギリになってごめんなさい。なんとかできないか考えたけど、時間が足りなくなってしまった。本当に動揺しているし、恥ずかしく思っている。

ここまで来てくれた人たち、本当に本当にごめんなさい。本当に本当にごめんなさい。本当にごめんなさい。全日程をこれからスケジュールし直します。今それをやっているところ。でも、ショーはちゃんとやるから。最初から予定していた通りのショーにするから。だけど、今の状況では、本当にごめんなさい、それができない。問題がありすぎて、準備が間に合わなかった。本当にごめんなさい」

アデルのせいじゃないのに、見ているとこちらまで泣きそうになる。

前日にキャンセルというのは確かにギリギリすぎて、もうラスベガスまで来てしまった人たちはいただろうと思う。でも、本当にギリギリまでなんとかやれないかと頑張った結果だと思う。辛すぎる。

これは今のアメリカの色んな職場で起きている深刻な問題でもある。これまでだったらキャンセルや延期の理由は、ベガスに観客が集まってきてそこでファンに感染しまうことを懸念してだったと思うが、今は、オミクロン株があまりに感染し安くて、スタッフが足りなりなくて準備ができなかったに変わっている。

アデルは、1月21日から毎週末金曜日と土曜日に、4月16日まで24公演行う予定だった。私もチケット買いたかったけど、買うための抽選に外れて買う権利すら回ってこなかった。前回のツアーだってチケットが全然取れなかったので、みんなもう何年もアデルを観るの楽しみにしていたはずだ。だからどうしてもやりたくて、できなくてアデルは泣いちゃったのだと思う。7月1日、2日にはロンドンのハイドパークでライブを行うことになっている。

ラスベガスといえば、最近、グラミー賞が、LAからラスベガスに場所を変更して、4月3日に行うと発表したところだった。みんなアデルがちょうどベガスでレジデンシーをしているので、パフォーマンスするのではと予想していた矢先だった。

行く予定だった人たちは残念だけど、新しいスケジュールが出るのを待つしかない。

アデルは最近、”Oh My God”のMVを発表したところだった。

ちなみに延期といえば、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンも、2020年に行うはずで何度も延期になっているツアーの前半を延期すると発表した。はっきりとした理由は書いてないけど、彼らの場合はもう2年間も準備期間があったから準備が間に合わなかったわけではないと思う。だから、コロナを懸念してのことなのではと思う。コーチェラをキャンセルした理由がこれで分かった。

また5月に出演予定だったボストン・コーリングのヘッドライナーも、合わせてキャンセルした。7月9日からの後半はそのままやるそうなので、延期しすぎて、もうツアーをやらなくなってしまったわけではないのが朗報だ。

何度も書いてるけど、来月はビリー・アイリッシュや、ジャスティン・ビーバーもツアーを開始する。なんとか無事に行われれば良いけど。



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アデルが泣いちゃった。1月21日から開始のラスベガス・レジデンシー24公演を前日に延期。コロナ感染の懸念ではなく、コロナ感染でスタッフが足りなくて準備が間に合わなかったから。

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