トム・モレロが、「イタリア系としてイタリア人ロックバンドが世界的に人気爆発しているなんてありえない!」と思った、とマネスキンとのコラボの経緯を語る。

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マネスキンの新作『ラッシュ!』が1月20日に発売となるが、その中からトム・モレロが参加した曲”ゴシップ”が解禁となった。MVはこちら。
https://youtu.be/XrsbfrFPATs

バンドからのメッセージはこちら。

この曲でコラボしたトム・モレロがバンドと一緒にローリング・ストーン誌のインタビューに答えている。

この中で、トム・モレロは、今回のコラボの経緯について、彼らの大ファンであること、自分がイタリア系(母方)なので、当初イタリア人ロックバンドが世界で人気が爆発していると聞いて、そんなわけないと思ったと語っている。

以下要約。

トム「俺は、このバンドのファンなんだ。何より自分の祖先がイタリア系なので、それをすごく誇りに思う。モレロというのは、イタリアアルプスのふもとの小さな町の出身だから、イタリアにはとりわけ強いつながりを感じている。だけど、当初イタリア発のロックンロールバンドが、世界中で人気が爆発している、と聞いた時は、『そんなわけない!』と思った(笑)。

だけど彼らのライブを観た時に、彼らが今、若い世代のロックンロールの旗手となっているのが最高だと思ったんだ。

ロックバンドというのは時代を通して変わり続け、時代ごとに、その時を象徴するロックバンドが生まれてきた。つまり今の若い人達にとってはこのバンドがいるってことだ。しかも、彼らはキックアスだしね。彼らとハリウッドのスタジオでジャムしたけど、最高のバンドなんだ。作られたようなバンドじゃない。演奏も最高だし、曲も最高だし、観客との繋がりも最高なんだ。

彼らがヨーロッパのフェスでパフォーマンスしている映像を観たりすると、90年代の偉大なバンドがライブしていた時のように、観客が飛び跳ねている。彼らがやっていることに、間違いはないと、それで分かるよ」


またベースのヴィクトリア・アンジェリスは、今回、自分たちが聴いて育ったレジェンドと演奏できたことでインスパイアされ、アルバムの残りの曲にも影響を与えた、と語っている。

さらに、”ゴシップ”はもともとギターのトーマス・ラッジがクラッシックなバイブを考えていてできた曲だったそう。

ボーカルのダミアーノ・デイヴィッドは、”ゴシップ”という曲は、全てが完璧でなくてはならない今のカルチャーやソーシャルメディアが若い世代に与えるプレッシャーや問題についてを批判した曲だと語っている。

さらにトムはこの曲でコラボすることになった経緯について

「彼らから何曲か送られてきたんだけど、すぐにこの曲だと思った。本能的にすぐにリフが弾けると思ったし、実際コード進行が、俺のスタイルで激しく演奏できるものだったからね」


またギターソロについては、

「ギターソロは何パターンか演奏したんだけど、ギターソロをレコーディングする時、自分のエゴはなかった。だから、自分でロックだと思うものをいくつか演奏して、バンドに選んでもらおうと思った。トラディショナルな切り刻まれたスタイルのギターソロと、トラディショナルなモレロ的R2D2っぽいソロ(笑)を演奏した。最終的には、その2つを合わせたものとなった。俺が目指したのは、メロディを引き立たせるようなもの。それから、自分も少しは目立とうとした」


バンドは最終的には、そこでの演奏や空気感が素晴らしかったので、そのままプロデュースしすぎないで、完成させようとしたと語っている。

こちら『ラッシュ!』の予告編。

アルバムの日本盤についてはこちら。
https://www.sonymusicshop.jp/m/arti/artiItm.php?site=S&cd=77203961



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