MGMT新作を語る!セックス、ドラッグ、ロックンロール&サーフィンが影響?!

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MGMTのアンドリューがSPINのウェブサイトにて新作について語っている。以下抜粋。
http://www.spin.com/articles/qa-mgmts-andrew-vanwyngarden?page=0%2C0&utm_source=newsletter011410&utm_medium=email&utm_campaign=newsletter011410




●新作はどれくらい完成したのですか?
「ミックスもマスターも終わって後は世に出すだけという状態。アルバムはファースト・アルバムの延々続いたツアーの後に、去年1年間かけて作ったものだから、ようやく終わってホッとしている」


●『コングラッチュレイションズ』のどんなところに人は驚くと思いますか?
「正直さだと思う。哀しみに満ちた作品だから。すごく変な意味でソウル・レコードと言えるんだ。それから、アルバムの最後から2曲目に”Lady Dada's Nightmare" っていうインストの曲がある」


●それはレイディ・ガガへの曲ですか?
「違う。単なるインストの曲なんだ。悪夢のようなサウンドの曲で、すごくバラバラなサウンドの曲だから、なんとなく”Lady Dada's Nightmare" って呼んだらぴったりな気がしただけなんだ」


●MGMTはこの2年間でかなり有名になりましたが、ファースト・アルバムの歌詞では、それについてからかっているところがあります。自分が笑い者にしていた人間に自分がなってしまったと感じたことはありますか?
「自分達が笑い者にしていた人間に実際なったからね。でもそれを怒る権利は誰にもないと思う。20代半ばの男の子バンドで、世界中を旅していたら、もちろんパーティくらいするからね。でも、しばらくしたらそんなこと続けられないってことに気付く。このアルバムではそれについても言及したところがある。アルバムを作っている間に例えばレイディ・ガガとかカニエ・ウエストについて、彼らの目標について考えてみたりしたことがあって、それと比べて自分達のやりたいことは、ただ自分達の言いたいことを人に聴いてもらいたいってそれだけなんだってわかった。なんか思いっきりクサい話だけど。もちろん、有名になるというのは、興味深いキャリアだよね」


●”コングラチュレイション”のタイトル曲は、有名になったことによって得た金、ドラッグ、などについて語っているように思いますが。
「ツアー中に歌詞を書いていたんだけど、歌詞の中には、世界的な経済不況の中自分達が音楽を作り続けられる状況に感謝したものもある。それから他のミュージシャンからの視点から、いかに名声に解答がないということを歌ったものでもある。シニカルな内容だよね」


●”It's Working"という曲でも同じようなことを歌っているのでは?
「そうだね。それは最初にデモテープを作った曲だったんだ。ベンと僕でNY州の田舎のログキャビンに行ったんだけど、その扉を開けた途端にこのコード進行を書いてしまって、次の日には曲にしていた。歌詞では、それはドラッグをすることについて歌っている。最近になるまで気付かなかったんだけど、面白いと思ったのは、僕らのファースト・アルバムの最初の曲”Time to Pretend" で、それは、”ロック・スター”とはなんたるかを想像してみるものだった。それで、”It's Working"は、それを僕らが実際体験してみて、ドラッグもたくさんやったけど、実はそんなにいいものでもなかった、というそういう曲。この曲はエクスタシーについての曲なんだ」


●エクスタシーの具体的にどんな体験が元になっているのですか?
「具体的にはないけど。でも、止まったり、始まったり何度もするから、混乱の曲でもある。それからアルバム全体を通してサーフィンの影響もあると思う。ある波目がけてパドルしていて、いい波にぶつかると”It's Working"っていうからね。この曲にはサーフィンっぽいバイブがあると思う。だからエクスタシーしてサーフィンした曲ってことかな。それって、”Time to Pretend"のビデオがそうなんだけど。厳密には、あれはアシッドでサーフィンしているような曲なんだけどね」


●このアルバムのレコーディング中にマリブでサーフィンをしていたそうですが、元々サーフィンは好きだったのでしょうか?
「最初のアルバムを作ってる時はサーフィンはしてなかったけど。でも、なぜだかわからないけど、波とサーフィンについてその間中ずっと夢に描いていたんだ。だから、歌詞とレコードのイメージに繋がったんだと思う。それで、1年くらい前、マリブでこのアルバムをレコーディングしている時、サーフィンを始めたんだ。今ではできる限りサーフィンしたいと思っている。間違いなく、サーフィンはこのアルバムのテーマだと思う」


●アルバムの何曲かはブルックリンのアパートでレコーディングしたそうですが。
「”ブライアン・イーノ”という曲があって、なんとなくやっていて出来た曲で、真剣に曲としては見ていなかったんだ。それで、次の日にホーム・スタジオでレコーディングをして午前1時半くらいに、ライブ・レコーディングしてそれが結局曲のベースになった。ホーム・スタジオでのレコーディングはどんどん良くなっていっていると思う。いつか他のバンドをレコーディングしてみたいと思うけど、今のところ誰も僕らをプロデューサーとは見てくれていないように思う。


ファーストの時は、Dave Fridmannにプロデュースしてもらったけど、彼に会う前からどんなサウンドのアルバムにしたいのか自分達でわかっていたんだ。今作に関してはよりいっそうそうだから、Dave とSonic Boomにプロデュースしてもらっているけど、自分達でなるべくコントロールしたいと思っている。


●グラミーで2部門(best new artist と best pop performance)にノミネートされましたが、感想は?
「本当に本当に予想していなかったし、マジでクレイジーだと思う。ノミネーションを見ていて、自分達の名前がTVで呼ばれて本当にシュールリアルだった。音楽界における本当に別世界だからね。でも、こんなヘンテコなバンドを認知してくれて嬉しいよ」


写真は去年夏ニュージャージーで行われたフェス、オール・ポインツ・ウエストより。
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