オマー監督デビュー作@トライベッカ映画祭

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今日まで気付かなかったのですが、なんと、マーズ・ヴォルタのオマー・ロドリゲスが、トライベッカ映画祭に監督デビュー作を出品していた。"THE SENTIMENTAL ENGINE SLAYER というタイトルで、監督、主演、脚本、プロデューサー、もちろんサントラも手がけている。わっちゃー、これはインタビューを申し込めば良かったけど、明日が最終日みたいだ……。今日の塚本晋也監督の『鉄男』のプレミア上映の隣で上映されるみたいだ、30分遅れで。塚本監督は、映画をライブを観ているように体感して欲しいという希望があり、必ず上映が始まると音をもっと大きくして欲しいと言うらしい。今夜の劇場は、だからSLAYER対TETSUOの爆音大会になるかもしれない。


この作品は、自らの説明によると「何もかもが、ステレオタイプで、前もって決められた世界を生きながら、自分にとって一番大事なものは何なのかを、見付けていくことについて」だそう。「映画は、Barlamを通して人生の悲痛を探求する物語。この主人公は、自分のセクシャリティに問題を抱えた若者で、自分のアイデンティティを見付けようとしている。彼の生きる世界は、喪失と不確かさの影が交差する場所で、物事が常に、現実と幻想の世界を行き来する。その結末は、観た人達の解釈に任せる」というものらしい。非常にありがちなテーマとも言えるけど、オマーのことだから、ぶっ飛んだ不気味なものに仕上っているに違いない。そもそも、センチメンタルなスレイヤー(殺害人)だから。しかも、続けて、2本目、”el Divino influjo de los secretos” と、3本目の、”Boiling Death Request”もポスト・プロダクションに入っているらしい。そこがまたオマーらしい。映画は、今年の1月にすでにロッテルダム映画祭で初上映されていた。


ここでトレーラーが観られます。
http://www.youtube.com/watch?v=vUSgrvpkejE
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