『告白』NYでも上映!

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現在NYのリンカーン・センターでNYアジアン・フィルム・フェスティバルというのと同時にジャパン・ソサエティにて、ジャパン・カッツというイベントが行なわれていて、邦画が数多く上映されている。しかも、そのセレクションが中々素晴らしい。なにしろ、『告白』がもうNYでも観られたことを筆頭に、同じ中島哲也監督の『嫌われ松子の一生』も上映される他、『ボーイズ・オン・ザ・ラン』や、松本人志の『しんぼる』、『ウルトラミラクルラブストーリー』に、『色即ぜねれいしょん』などなど、カットや兵庫さんのブログで、記事だけ読んで観れていないコンテンポラリーな作品がたくさんくる。実はキューレーションをしているアメリカ人が、当然大の日本映画ファンなのだが、なんと胸に日活と東宝のロゴを入れ墨するほどの筋金入りなのだ!
http://www.subwaycinema.com/
http://www.japansociety.org/japancuts

さらに、インディでヒットしたという『SRサイタマノラッパー』とか、『あんにょん由美香』という毎日映画コンクール・ドキュメンタリー賞授賞作品や、同じ監督によるなんと80分ワンカットで撮った『ライブテープ』などインディ・ドキュメンタリー映画などのセレクションも豊富。

すでに試写で観せてもらったのは、『告白』。あまりにパワフルな映画でしばらくこの作品のことばかり考えているのだが、当然日本でも大ヒットで、皆さんもう観てらっしゃると思うので、映画について私が語るまでもないのですが。しかし、今のところよく理解できないのは、これが日本で興行成績1位を獲得しているということ。NYに来て10年経つけど、初めてとうとう日本が外国に思えた。ビレッジ・ボイス紙が、「センチメンタリティと残虐な復讐劇が混じり合う奇妙なこの映画が、一体日本のどんなカルチャーから生まれたのかと思った」と書いてあったが、正に同感。とりあえずNYでは一般公開は2回されたが、キャンセル待ちも含む完全ソールドアウトだったようで、しかも観客の7割はアメリカ人。終った後は拍手喝采だったと行った友達が言っていた。ハリウッドからリメイクのオファーもあるそうですね。

その他『ボーイズ・オン・ザ・ラン』も面白かったし、『ライブテープ』も興味深く。なんと、映画に登場していた前野健太のパフォーマンスがあり(写真)、アメリカ人の観客も大変盛上がっていた。
中村明美の「ニューヨーク通信」の最新記事
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