なんとPhoenixが10月20日にマジソン・スクエア・ガーデン（キャパ２万人！）にてライブを行なう。チケットの先行発売が今日開始した！しかも、前座がDirty
Projectorsというブッキングも素晴らしい。

MSGと言えば、先週行なわれたLady
Gaga3日間ソールドアウトライブでもGagaが絶叫していたが、「子供の頃、私は今みんなが座っている席からマドンナや（あと誰と言ったか忘れた）を観て、いつか自分もあのステージに立ちたいと思っていたの。今日そのその夢が叶ったわ！ありがとう！つまり、あなた達も、自分の夢を信じて突き進めばなんだって叶えられるって証拠なんだから！」と。ミュージシャンになったからには、一度は立ちたい夢のステージだ。

先日Arcade FireのMSG公演が発表され、狂喜したばかりだが、なんと初日はすでに売り切れて、2日目の追加公演まで発売！
例えば、これから、Vampire
Weekendはラジオシティ（8000人）x3日間、MGMTも2日間。その分だったら、MSGも埋まったかもしれなかったのに！と思う集客でライブを行なう。これは単純にCDは買わないけど、ライブにはお金を使うという現象を象徴しているというものではないと思う。インターネットに踊らされたハイプではMSGは埋まらないから。いい作品を作り、いいライブをして、パッション・ピットじゃないけど、本当にひとりひとりファンを増やしてきた証拠だと思う。そして何より、彼らはみんな”ポップ”ミュージックを目指したのだ。それが現実のものとなったということ。キッズは確実にたくましく成長していると実感させられる本当に嬉しいニュースだ。

思えば、そのひとつ前の世代、例えばYYYSはまだMSGまで行っていない。ストロークスも。ホワイト・ストライプスはMSGに到達している！それから、キラーズは何度もやっているが。それはもちろん彼らがいいアルバムを作っていなくて、いいライブをしていないということではなくて、彼らがあの荒れ地のパイオニアとなったからこそ今実りの時期なのだということだと思う。

ちなみに全然関係ない話。この間のパッション・ピットもそうだったし、Dirty
Projectorsのデイブもそうだし、Beirutのザック・コンドンもそうだけど、かっこいい男の子達（勝手に選出）はみんなオックスフォード・シャツを着ている。しかし、すごいと思ったのは、Phoenixのトーマス。この写真ではアイロンもしてなくてヨレヨレですが、なんと同じ仕立て屋さんで、気に入ったシャツを確か３ケタ分くらい作ってもらっているのだと！さすがソフィアに見初められた男、ちょっと違う。