兄アフレックの『THE TOWN』@TIFF その13

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ケーシー・アフレックの兄、ベン・アフレックの監督2作目もトロント映画祭で公開されたのですが、初監督からすでに監督としての才能を見せてた彼。やはり監督としての才能がある。しかも、今回は、自ら主演というさらに難題に挑戦したのに。

物語は彼のふるさとのボストン。しかし郊外。なんと、この街は、世界で一番銀行強盗の発生率が高いという場所らしい。それで話を聞いたら、なんと世襲制度で、小さい街ながら、親から子へ銀行強盗が引き継がれているんだという。という事実だけでも、闇が深くて興味深く、彼がなんで監督をしてみたかったのかわかりますが、この物語は、そういう闇にしっかりと向き合いながらも、エンターテイニングな犯罪映画として完成させてみせたところがベン・アフレックあっぱれ。『アルマゲドン』に出てただけある。

この作品、実は今をときめくキャストが勢揃い。よくスケジュールがあったなあというくらい。何しろ、愛しいの『マッドメン』ドン・ドレイパーこと、ジョン・ハムに、アカデミー賞総なめの『ハートロッカー』の主役ジェレミー・レナーに、『ゴシップガール』のセリーナ、ブレイク・ライブリーに、『それでも恋するバルセロナ』のレベッカ・ホールが共演。ベン曰く、自分の演技がやばかったらいつでも他の人にカット割りすればいいから、とその理由を語っていたが。ジョン・ハムはまじめな顔でギャグを飛ばすのが上手く大笑い。しかも、ネックレスを褒められた。嬉しかった!

全米ではすでに公開され、興行成績1位を獲得したばかり。
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