スティーヴン・タイラー『アメリカン・アイドル』審査員としての評判

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古い話ですが、年末年始に日本に帰ってTVを見ていたら、キムタクが自分の出た映画の主題歌をスティーヴン・タイラーが作ってくれたと言って歌っていました。


それで思い出したのですが、そう言えば、カットで、キムタクとエアロスミスのスティーヴンとジョー・ペリーの3ショットというゴージャスな組み合わせの巻頭特集をしたことがあり、その撮影に立ち会わせてもらったのです。98年5月号。もちろんその時の縁で今回の主題歌になったのではないと思うけど、その時が初対面だったはずです。


何に感動したかというと、その時原稿にも書いたんですが、スティーヴン・タイラーが撮影現場に来るなり、キムタクのところに一直線で向かい、「キムタクさ〜〜〜〜ん!」と大きな声で、日本語で言って、自分からキムタクに握手し挨拶に向ったこと。現場が一瞬で和んで、エネルギーがアップしたこと想像付きますよね? 何と謙虚でサービス精神旺盛でチャーミングなんでしょうか。おかげでカメラマンのNAKAさんも素晴らしい写真を撮ってくださいました。キムタクは、スティーヴンがあんこが好き(アメリカ人としては珍しい)というのを知っていて、おまんじゅうをお土産に渡し、そしたらそれも嬉しそうにむしゃむしゃ食べていました。


現在アメリカではご存知の通り、スティーヴン・タイラーが『アメリカン・アイドル』の審査員をしています。ロック・ファンにとっては微妙、なのではと思いますが、これが今のところ非常に評判が良いのです。


リアリティ・ショーに「リアルな瞬間」をもたらすと言われたり……って「リアリティ・ショー」なのに皮肉だけど、「情熱」をもたらすと言われたり、「ポジティヴなエネルギー」をもたらすと言われたり、NY TIMESなどは、「彼の優しさに感動してしまう瞬間」があると書いたりしているのです。つまり、彼のコメントが凄まじい真実味とインパクトを持ってお茶の間に届いているということでしょう。でも、そりゃーそうだろう。世界で何十年もロック・スターとして君臨してきたバンドのボーカルなのだから。彼の放つ言葉がこれまでのTVタレントに比べて、インパクトと説得力があって当然だと思うのです。しかし、まだ始まったばかり。最終回までにどう言われているのか楽しみです。


『アメリカン・アイドル』は、スティーヴン・タイラーが出ているので、私も見てみなくちゃと思ってたまにトライするのですが、まだ予選段階で、あまりにレベルが低く、どーーしても時間の無駄と思って5分と耐えられないので、ベスト16くらいになったらちゃんと見てみます。なんだかとりとめのない話でした。すいません。
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