松本人志『大日本人』のハリウッドリメイクが今日正式発表
2011.06.07 06:45
日本ではすでにニュースになっていたと思いますが、松本人志監督/主演の『大日本人』が、ハリウッドでリメイクされると今日アメリカで正式にソニーから発表されました。
アメリカでは”BIG MAN JAPAN"というタイトルの今作は、公開された時からアメリカでも話題になっていて、DVD化してからは、近所の日本で言えばツタヤのような、BLOCKBUSTERというレンタル屋に行っても普通に置いてあるくらいでした。カルト人気ではあったものの、アメリカの有名批評家達もこぞって絶賛。
シカゴサンタイムスのロジャー・エバートは「潜んだ笑いが面白すぎる」と書き、NYタイムズは、「この作品の最も感動的な特殊効果は、松本人志の最高に面白い抑制の効いた演技である。しかもそのシュールさが、映画を笑いの連続で、より面白く巨大なものにしている」と書いていた。
http://movies.nytimes.com/2009/05/15/movies/15bigm.html
アメリカのコメディ映画が日本で成功するのが難しいのを見ていると、笑いが国境を越えるのは至難の業と思っていたので、この評価のみならずリメイクまでされることになるとは快挙なのではと。
ちなみに、松本人志の『さや侍』は、8月3日から開催のスイス、ロカルノ映画祭で特別上映されますが、その際、過去の作品も一気に上映されることになっています。
ハリウッド版の脚本を手がけるのは、PHIL HAY とMATT MANFREDI 。ふたりが、最近では手がけたのは『タイタンの戦い』……またプロデューサーは、NEAL H. MORTIZ で彼は『ワイルド・スピード』シリーズを手がけています。というところからは、これが大マジに特殊効果ばりばりの『トランスフォーマー』みたいになっちゃうのか?としか想像付きませんが、そんなわけないと思いますので、完成を待ちましょう。
アメリカ版の予告編はこちら。
http://www.imdb.com/video/imdb/vi1010238233/