カート・コバーンをトム・クルーズが演じてビヨンセと共演、イーストウッドの『スタア誕生』って!?
2012.04.03 10:07
意味不明ですよね。はい。
このニュースが流れたのが4月1日だったのでウソなのではと思っていたのですが、今日になって他のメディアも取り上げているので、本当だったようです。
クリント・イーストウッドが『スタア誕生』のリメイクをビヨンセを主役で撮影しようとしているのはご存知かと思いますが、その相手役に監督はトム・クルーズと交渉中とのこと。彼が承諾したのかどうかはまだ分からないのですが、彼が演じる役はなんとカート・コバーンがモデルになっているのだそう。
この作品はすでに何度も映画化されていますが、基本的な物語は、大スターが、田舎から出て来た娘を見付けて、彼女をスターにして結婚する。彼女は、スターの階段を駆け上がる一方で、その男のは、その後、酒量が増えて壊れていく、という話し。ハリウッドが舞台だったり、音楽シーンが舞台だったりは、作品によって変わっているのですが、今回は音楽シーンが舞台とのことです。
それで、どこからこのカート・コバーンが出て来たのかというと、この作品の脚本家Will Fettersが最近、この大スターノーマンの役は、カートをモデルに書いたと語ったからです。
http://www.craveonline.com/film/articles/185863-clint-eastwoods-a-star-is-born-remake-is-really-about-kurt-cobain
「僕はノーマン・メインのキャラクターを新たに作り上げたと思うんだよね」
「そもそも僕が『スタア誕生』をやりたかったのは、カート・コバーンの大ファンだったからなんだ。10代だった僕にとってはあれはケネディ暗殺みたいなもので、彼が亡くなったことは、本当に酷く悲しい出来事だったからね。だから、僕は、この作品で、もし彼があの時亡くならないで、それから20年後、つまり今なわけだけど、生き残っていたとしたらどうなっていたのかを描いたつもりなんだ。もうピークは過ぎて、アルバムは売れなくなって、グランジアイコンとして、それでもアルバムを作り続けるのはきっと相当大変だと思うからね。どうやって彼がアルバムを作り続けただろう?ってさ」
「世間はジャスティン・ビーバーで盛り上がっている中で、50代のカート・コバーンは何をするだろう?どうやってこの世界に存在するんだろうって思ったんだ」。
彼がちょっと熱く語りすぎているのが心配だったりしますが、というか、脚本はまだ書いている最中なのだそう(なーんだ)。
そして彼がこれまでに書いた脚本は、ロバート・パティンソン主演の恋愛映画『リメンバー・ミー』と、ザック・エフロン主演の恋愛映画『一枚のめぐり逢い』というのも……。
しかし、監督がイーストウッドだし!イーストウッドは、出演者を交渉中とのこと。トム・クルーズがカートを演じると考えると相当意外ですが、でもこの組み合わせなら是非観てみたいです!トム・クルーズは『トップ・ガン2』も制作中で、スケジュールがパンパンですが、でもイーストウッドは映画撮るの早いし。なんとかガンバレ!