クリストファー・ノーランなので、いつものようにストーリーなど、とにかくひた隠しになっている『ダーク・ナイト・ライズ』ですが、公開まであと107日と迫り、徐々に情報が公開されつつあります。

最新号のエンターテイメント・ウィークリー誌に新写真が７点公開されました！
http://www.ew.com/ew/

さらにまだ漠然とはしていますが、新キャラなどについてクリストファー・ノーラン、俳優からも貴重なコメントが掲載。

1)ベイン（写真２枚目）
まず、新悪役のベインを演じるトム・ハーディは自分の役について「ベインには分かりづらいところはない。彼は明確な悪人である」と語っています。しかも「非常に綿密に事を企てるタイプの人間で、その野心のために、巨大な組織を動かす力がある」とのこと。

ちなみに、ハーディはベインを演じるにあたりハイテクのマスクをしていて声を加工しています。予告編が公開された時、アメリカ人からも何って言っているのかよくわからないという声が上がりましたが、
http://www.youtube.com/watch?v=GokKUqLcvD8

ハーディ曰く「確かに危険な賭けではあったよね。笑われる可能性だってあったわけだしね。だけど、だからこそすごく面白いと思えたし、新鮮だと思ったんだ」と、さらに「最初は聴きづらいかもしれないけど、絶対観ているうちに馴れるから」とも。

さらにノーラン曰く「彼は、恐るべき肉体的な強さの象徴であり、そこには完璧な悪意がある」と。

２）キャットウーマン（写真１枚目）
キャットウーマンことSelina Kyleを演じたアン・ハサウェイは、ノーランと初めて会った時に、まさか自分がキャットウーマンを演じることになるとは思っていなかったそう。「ミッシェル・ファイファーの演技があまりにアイコニックだったから、まさかあのキャットウーマンを再び登場させるとは思ってもみなかったの」「でも、クリス・ノーランのキャットウーマンは当然同じではなかったわ」と。

ノーラン曰く、「彼女は戦略家であり、世界一流の犯罪者である」と。また、「彼女は自分を守る非常に強靭な手段を持っていて、それが暗黒を示唆している」とも。なるほど……。

アン・ハサウェイは、この役を演じるにあたり行った肉体的なトレーニングが非常に過酷だったとも。「クリスに最初に言われたのは、『インセプション』の時、ジョセフ・ゴードン＝レヴィットはあの無重力で戦うシーンをスタントを使わずに自分で全部演じるために、２か月トレーニングしたってことだったの。だから私は彼のオフィスを出た後、ジムに直行して、さっきまでジムにいたわ」と。アン・ハサウェイはバイクに乗る特訓もして、それもめちゃくちゃ大変だったと言っていましたが、さすがノーラン、女だからって容赦なしです。しかし彼女のこれまでのキャリアを見て、アン・ハサウェイはそういう新たな挑戦に思い切り燃えるタイプというのも知っていたのだと思います。


あ～、楽しみです！


今年は去年と違って優れた大作がたくさんあるような気がします。