テスラは泣かない。、メジャー1stアルバム(本日発売!)にはなんでこんなに血が 騒ぐのか
2014.06.25 10:24
バンド名の英訳をそのまま冠した『TESLA doesn't know how to cry.』、本日6月25日発売。
ものすごい熱量で物語のはじまりのドアを蹴り開けるようなアルバムだ。細胞が沸き立つようなリズムとグルーヴ、トランシーに走るピアノ・リフ、感情を暴れるがままに解き放つような歌。器楽的な豊かさとパンクな衝動がバチバチせめぎ合っている。
テスラの音楽は踊れるロックだけど、それは単純にビートに乗っていれば気持ちいい、というコンビニエントなものではない。聴いているあいだじゅう、脳と筋肉を総動員しているような感覚がある。血管を血がドクドクと巡っているのを感じる。なんというか、快感だけではなくて、その裏にある痛みや軋みまでもが音に表れているのだ。知性によって野蛮な本能を制御するのではなく、知性を駆使して本能を解放する、そんな音楽。まだライヴも荒削りだし、曲ももっとよくなると思うが、テスラのもつある種の暴力性が無垢に出てしまっているこのアルバムに、じつはすべてが詰まっている。
写真は現在発売中、そしてもうすぐ書店からなくなってしまいますが、JAPAN7月号で取材させてもらったときのもの。左ふたり(ベース吉牟田とドラム實吉)と右ふたり(ヴォーカル・ギター村上とピアノ飯野)、まるで別のバンドの人みたいですが、これがテスラは泣かない。です。
そんなテスラは泣かない。、ROCK IN JAPANにも出演です!