Scenarioartの自主企画「Chapter
#2」を観に、下北沢MOSAiCへ。彼らにとって東京では初めての企画ライヴで、共演はasobius、Applicat Spectra、Bob is
Sick。前にも書いたが、絶対ハマるに決まっているパーフェクトなラインナップだ。
4者とも自分たちの世界観をはっきり持っていて、演出やMCやパフォーマンス全体でそれを表現するタイプのバンド。その4つの世界観をつなげるのは、世界の果てにある小さな光や希望を全力で掴みにいくようなテンションだ。MOSAiCってライブハウスには珍しくフロアの壁が白いハコなんだけど、その真っ白な空間に、思い思いの世界を描いていくような3時間だった。
Scenarioart、久しぶりにライヴを観たら、メンバーの配置も変わっていて、ドラム・ヴォーカルのクミコが前に出るポジショニングになっていた。彼女の歌とパワフルなドラムはこのバンドの大きな武器なのでこれは大正解。本人もやたら楽しそうだった。そのクミコに引っ張られるような形でヤマシタ(B・Cho)とハヤシ(Vo・G)の気持ちも上がっていて、ぐんとカラフルで迫力の増したライヴを展開しているのが気持ちよかった。
あと、ハヤシのMCも確信的な言葉を発するようになっていて、お客さんに向かって「僕はみなさんを愛してます……たぶん」なんて堂々と言っているのが印象的だった。
このバンド、たぶんまだまだ大進化する。今のうちに注目しておいてください。
↓もともと強力なのに、新セッティングによってますます強力になった一例:“スペイシー”。