Nothing's Carved In Stone、6年間を総括する「円環-ENCORE-」公演を観た


たっぷりと2時間半、怒濤にして壮大なロックショウを見せつけた。

Nothing's Carved In Stoneの豊洲PITで行われた「円環-ENCORE-」公演は、事前に告知があった通り、ライヴアルバム収録の17曲+シングルのカップリング曲を含め計26曲を走破! 彼らのデビューアルバム『PARALLEL LIVES』収録曲、バンドとして初めてできた記念碑的ナンバー”Isolation”で幕を開けた瞬間、2009年2月27日・代官山UNITで行われた初ライヴの風景がフラッシュバックした。と思い出に耽る間もなく、あれから6年間突っ走り続けたバンドの肉体性と構築美を時にストイックに、時にオープンに鳴らし続け、満員の観客を激しく揺らし続けた。息付く暇のない攻勢っぷりに、ライヴ終了後にじわじわと感動を押し寄せてくる感じだ。

アンコールでひなっち(B)が今日は姉が観に来てるという話から、村松拓(Vo・G)のMCをマネしたり、おにぃこと大喜多崇規(Dr)のことを「トイプードルすぎて、ワンとか言いそう」とイジり倒したりと、仲睦まじい光景にニヤニヤしてしまった。

そして、最後に、来年の5月15日に日比谷野外音楽堂でワンマンライヴを行うことを発表。その時の観客のどよめきの大きさは彼らに対する期待値の高さを証明していた。詳細は後日ライヴレポートにて!(荒金良介)