まさに「歌の魔法」そのもの。吉澤嘉代子のLIQUIDROOMワンマンを観た


ミニアルバム『秘密公園』を携えての吉澤嘉代子「秘密ツアー」セミファイナル、LIQUIDROOM ebisu。曲ごとに少女も淑女も純真さも妖艶さも鮮やかに歌い演じ分けながら、心の奥底にまでするりと入り込んで、聴いてるこっちの憂いも悩みもふわっと解き放ってしまう、浮力と引力を併せ持った歌。これまでインタヴューでも、「子供の頃に本気で魔女になりたくて『魔女修行』をしていた」というエピソードを話してくれた吉澤嘉代子だが、その歌声も「シンガーソングライター」の枠組みを逸脱したスタイルも、他の誰とも違うポップの魔法そのものだった。

来年2月発売のアルバム『東京絶景』からの新曲も披露しつつ、アルバムのリリースツアーの開催も発表(東京公演は4/30、初のホール公演となる東京国際フォーラム ホールC!)したこの日のライヴ。詳細はツアーファイナル終了後にレポートします。(高橋智樹)