赤色のグリッター、Brian the Sunを迎えてのツアー初日を観た

赤色のグリッター、Brian the Sunを迎えてのツアー初日を観た

本日、下北沢シェルターで行われたライヴの模様を、生配信でご覧になった方も多いだろう。ゲストのBrian the Sunは自身もツアー中で、森良太のナナメにえぐる詩情と骨太なロックンロールががっちり手を取り合うクソ熱いステージを展開。あわや主役を食いかねないライヴだった。

そしてレコ発、赤色のグリッター。もう、バンドをやるなら赤グリのようなバンドがいい。佐藤リョウスケは聴く者を圧倒するようなヴォーカリストではないし、彼についていけば大丈夫、と思わせてくれるタイプでもない。ふわふわと摑みどころがなくて、それこそ歌詞の中に出てくるような、天気予報を外しそうなタイプだ。

彼は今にも泣き出しそうな声で歌うのだが、他の誰でもない歌にリーチする瞬間がたくさんある。初のフルアルバム『存在証明』にはそういう曲が詰まっている。こんなフロントマンなら支えてみたいと思うし、こんなバンドの一員だったら絶対楽しいだろうなと思わせるのだ。大変なこともあるだろうけど。

「おれ、噛むからなあ」(佐藤)「うん。頑張って!」(渡辺明日香)というやりとりから、来春5月の初ワンマン開催も大発表。アルバムタイトルについての説明がまたエモかったのだが、その辺りは後日アップのライヴレポートに書きます。ツアーは今後、年明けから各地公演が繰り広げられる。チャンスがあればぜひ観てほしい。(小池宏和)
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