デビューから4年間の集大成、そして2016年の今から未来に向かうライヴと呼ばれた、初のワンマンツアーファイナル@TSUTAYA O-WEST。カラフルな高揚感で染め抜かれたバンドサウンドあり、心情を浮かび上がらせる弾き語りありという、堂々の2時間強だった。
宇宙まおのメロディはチャーミングで、一度聴いたら忘れられないほど個性的だ。必ずしも完璧に整ったものではなく、喩えるなら、片側だけのえくぼのようなものだ。我々はそういう個性を、チャームポイントと呼んでいる。
アンバランスや捻れや歪みの個性を肯定するメロディだから、強烈な愛嬌と楽しさを振りまくことになる。だから彼女の歌が聴こえている場所は、いつでも笑顔で一杯になる。そして彼女は、いくつもの個性と向き合う今回のツアーを「会いにゆく」と名付けた。素晴らしい一夜だった。後日アップのライヴレポートを書きます。(小池宏和)