GOOD ON THE REEL、歓喜の歌声が響いたツアーファイナルを観た!

GOOD ON THE REEL、歓喜の歌声が響いたツアーファイナルを観た!

昨年12月2日にリリースしたアルバム『ペトリが呼んでる』を引っさげて、全国14ヶ所を回ってきたGOOD ON THE REELがツアー最後の地、東京Zepp DiverCityに帰ってきた。

『ペトリが呼んでる』という作品を象徴するような「雨」の演出がそこかしこに散りばめられたこの日のライヴ。そこで繰り広げられたのは、ヴォーカル・千野がはち切れんばかりの想いを込めて届ける美しい喜怒哀楽の歌と、楽器隊4人のエモーショナルな演奏だった。

雨はやがて海へと注がれていくものだが、この日のライヴを観ながら、ふとGOOD ON THE REELの音楽は海に似ている、と思った。辛いことがあった時、大海原を眺めると自分の悩みや悲しみがひどくちっぽけに思えるように、彼らが鳴らす音楽は、果てしない生命力を湛えながら、「それでも生きろ」と、私たちを包み込んでくれるのだ。何度かGOOD ON THE REELのライヴを観たが、こんなにも強い包容力を感じたのは初めてだった。

そんなGOOD ON THE REELは、なんとアンコールで初の日比谷野音でのワンマンライヴを10月9日に開催することを発表! その発表直後には、
「雨が降らなきゃいいね」(千野)
「絶対降るよ(笑)、いまから雨具とてるてる(坊主)用意しといてください」(宇佐美)と、雨バンドらしい、ちょっと心配な発言もあったが、GOOD ON THE REELの音楽が響きわたる野音は絶対に気持ちいいはず。まだ半年先かあ……と待ち遠しくも思うけど、その時まで彼らの音楽に支えられながら、なんとか明日を生きるとしよう。(秦理絵)
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