phatmans after schoolに取材をしました。
最新作となる2ndアルバム『アンクロニクル』について語ってくれたのは、ヨシダタクミ（Vo・G）。
この作品全体で描かれているものを端的に紹介するならば、「夢と現実の間で揺れる人々の姿」ということになるでしょうか。
厳しい現実に直面した時、果たして夢は簡単に捨て去ることができるものなのか？ 享楽的に生きている人の心は本当に満たされているのか？ 夢を追い続けるのは全面的に正しいと言い切れることなのか？ 収録されている13曲が問いかけてくるテーマは、誰にとってもリアルな事柄だと思います。

東京に拠点を移してから初めて制作されたアルバムでもある本作。実際に出会ったり、街中で見かけたりした人々からインスパイアされたものも多かったそうです。様々な想いを抱いた人々が行き交う東京が醸し出す独特の雰囲気を反映した1枚とも言えるでしょう。そして、phatmans after schoolならではの瑞々しいメロディ、グッと来る歌声も冴えまくっています。ヨシダもすごく手応えを感じている様子でした。

記事は『ROCKIN'ON JAPAN6月号』に掲載されます。よろしくお願いします。（田中大）