全国ツアー「BiSH Less than SEX TOUR」のファイナル公演「帝王切開」を観ました。
とにかく楽しかった！！ 彼女たちにとって初の日比谷野外大音楽堂。
広いステージをダイナミックに駆使して6人が歌って踊りまくり、髪を振り乱してヘドバンをする姿にワクワクしたと同時に、なんだかとても胸が熱くなりました。
リリースされたばかりのアルバム『KiLLER BiSH』に収録されている“オーケストラ”では、なんと生ストリングスと共演。壮大なサウンドに彩られたこの曲を秋の夜空の下で聴くのは、とても贅沢な体験でした。感極まった様子のメンバーたちが心をこめて歌っているのが伝わってきた“ALL YOU NEED is LOVE”も、グッと来るものがありました。

とても可愛らしいのにアクの強いキャラクターのメンバーばかりが揃っていて、ユニークな動きを多数取り入れたダンスや、ウィットに富んだ挑発的な発言の数々も魅力的なBiSH。そして、曲も素晴らしいものばかりであることを、今回のライブで再認識しました。
死に物狂いの人間が放つ眩しいエネルギーが、BiSHのあらゆる曲には渦巻いています。「楽器を持たないパンクバンド」というコンセプトを掲げ、逞しい成長を重ねている彼女たちのヤバい刺激を体感したい人は、ライブへぜひ行ってください。
来年の1月から3月にかけて行われる次の全国ツアー「BiSH NEVERMiND TOUR」が、早くも楽しみです！（田中大）