初日の終盤戦は、男の美学を叩き込まれるようなリレー。ワンマン並の濃密なコミュニケーションを育む佐野元春から、BRAHMANはカバー曲がキモの驚愕セトリで攻める。キヨサクやうじきつよしも参加の、RCサクセション孫カバーが熱い。

本当はいい曲たくさんあるのに、敢えて三枚目のパクリ芸に徹する氣志團には、男の仕事の何たるかを教えられた気がした。泣ける。

トリのスカパラには初っ端からTAKUMAが飛び入りし、お祭りの1日にラストスパートをかける。スーツ着用のモンパチ3人とは、もちろん合体バンドのコラボだ。大所帯サウンドが、歌心に集約されてゆくさまが美しかった。アンコールでも、スペシャルな選曲でキヨサクとコラボが果たされる。

で、最後は谷中が「袖にいるやつ全員出てこーい!!」と呼びかけ、オーディエンスにも肩を組ませながらの大団円である。帰りたくないけど、ここでフェスは折り返し。明日もブログを書かせてもらうので、ぜひチェックしてください。（小池宏和）