1月号のベスト・ショット:アンガス・ヤング(AC/DC)

1月号のベスト・ショット:アンガス・ヤング(AC/DC)

月曜日に店頭に並んだ、「ベスト・アルバム50枚」をフィーチャーしたロッキング・オン1月号、おかげさまで大好評をいただいております。
もちろん、メインの恒例特集以外も充実しており、ノエルとリアムの近況を述べた記事をはじめ、ピンク・フロイドにU2にAC/DCといった重鎮たちのオリジナル・インタヴューを掲載しています。

その中でもアンガス・ヤングが、認知症のためバンド活動から離脱することになった兄・マルコム・ヤングについて語っている、AC/DCのインタヴューはかなり深くて読み応えがある。
なにしろ、バンドの創造者であり、バンドの精神的な支柱でもあったメンバー(しかも兄弟)が抜けてしまったわけだ。
しかしそんな窮地に陥ったにも関わらず、AC/DCはこれまで通りにロックし続けることを決意し、その信念こそが新作のタイトルに込められているとアンガスは語っているのだ。
『ロック・オア・バスト』、つまり「ロックしなければダメになる」ということだが、それこそ40年以上、ほぼスタイルを変えずに音楽を作り続けている彼らの”狂信的”とも言えるロック魂を端的に表現している、あまりにも素敵なタイトルである。
ロックやってなければ、つぶれてしまう。
AC/DCとはそんなバンドなのである。

バンドがかなり厳しい状況にいるのに、スクールボーイの制服を脱がずにロックし続けるアンガス。
今回、掲載しているアンガスのこのお約束ポーズのふざけた写真もAC/DCの不屈のロック魂を象徴しているように思えたから、すぐ選んだ。
これからも末永くロックして欲しい。

にしても、"Play Ball"のビデオのZ級感がたまらない。
今年一番好きなビデオ・クリップかも。(内田亮)
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