昨日、ノエル取材の模様をお伝えしましたが、昨晩のライブについて、粉川しのさんによるブログをお送りします!
______
ノエル・ギャラガー大阪公演、2日目行ってきました!ツアーもまだ前半戦なのでネタバレは控えめに、今回のツアーのファースト・インプレッションを。
初めて観て思ったのは、何と言っても今回のツアーは特に「いいバンド」だなってこと。前回ツアーよりアンサンブルが俄然タイトになっているのに加え、サックス、トランペット、トロンボーンのホーン隊が生む意外性が◎。しかもけっして飛び道具的配置ではなく、『チェイシング・イエスタデイ』のスペイシーなスケール感に必須の要素としてショウ全体をグレードアップさせている。
ちなみにアンコールの「あの曲」でもホーンの働きが素晴らしかったが、曲のクライマックスで背後のスクリーンにバーン!と大写しになったのもホーン隊3人の姿で、ほんとノエル自身も今回のバンドのキーがホーンだって認識してるんだろうなと思った。
キーボード(ノエルは「デジタル・シンセサイザーだから。キーボードとは呼ばないから」と言ってましたが)も効いていた。マンチェスター・バンドのサイケデリックにありがちな、ハモンド・オルガンっぽいヴィンテージな音色を添えると言うよりも、より大胆にエレクトロなアプローチで、これもまた新作ならではのモードだった。
あと、『チェイシング・イエスタデイ』はやっぱり「ギター・アルバム」なんだってことも再確認。昨日のインタヴューでは「おれはギタリストとしてはたいしたことないから、ギター・ソロは上手いヤツに弾かせてる」なんて言ってたノエルだけど、“Lock All The Doors”の腰落として弾きまくるギター・ソロ、めちゃくちゃかっこよかったですよ兄貴!(粉川しの)