ビートルズ、幻のライヴ音源が今日発売された! GLIM SPANKY(当時の彼らと同年代)が、“ロック・バンド”としてのビートルズの凄さを語る特集も

40年ぶりに蘇ったビートルズのライヴ音源『ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』――キャバーンやハンブルクといったライヴ行脚を経てライヴ・バンドとして絶頂期だった1963-64年、初期ビートルズの迫力が体験できるライヴ・アルバムが、今日発売された。

1977年にアナログで初めてリリースされた時には、ファンの歓声が大きすぎて演奏を聴き分けるのがとにかく大変だったそうだが、今回リマスタリングでようやく「ライヴ音源」として体験できるというわけ。

そんな本作の魅力や、ライヴ・バンドとしてのビートルズをテーマにした徹底対談、
9月22日公開の映画『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK – The Touring Years』の監督ロン・ハワードのインタヴューを、ロッキング・オン10月号に掲載中。
映画を観る前に、監督自ら語る観どころや制作秘話をぜひ読んでほしい。
『rockin'on』2016年10月号より

また、RO69特集では、GLIM SPANKYのふたりが、このライヴ音源を聴いた感想を語りあっているのだが、これが面白い。

「私が歌を歌おうと思ったのは、中学2年の時に“Help!”のジョン・レノンのがさついた声に共感を覚えたからなんですよ」
と松尾レミの原体験が知れるのも楽しいが、
何より興味深いのは、当時のビートルズと同じ年齢である25代前半の現役ミュージシャンが、50年以上前のロック・バンドを、どう感じるかという新鮮な視点。

亀本寛貴「リンゴのドラム。これまでは意識して聴いたことはなかったけど、すごく独特で面白い」

松尾レミ「曲の入り方もすごい。いきなりヴォーカルから始まる“Help!”とか、どうやってみんなで合わせて曲に入っているの?って思うぐらい。曲に入るまでの間がほとんどないぐらい一瞬のうちに入り、それでもみんなの息が合いすぎているのがすごい。もう百戦錬磨…」

上記は一部抜粋ですが、インタヴューをぜひ。(井上貴子)
http://ro69.jp/feat/beatles_201609
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