【今月の気になるあいつ】 スーダン・アーカイヴス、R&Bにエレクトロからサイケ、フォーク、ディスコまでも混ぜ込んだ注目のマルチタレントをご紹介!

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【今月の気になるあいつ】 スーダン・アーカイヴス

オハイオ州出身、現在LAに拠点をおくスーダン・アーカイヴスことブリトニー・デニース・パークス。バイオリン奏者/ビートメイカー/ SSWと3 つの才能を併せ持つ彼女は独自の音楽性で世界中から注目を集め、17年にストーンズ・スロウ・レコーズからデビューEPをリリース。今年9月9日に2ndアルバム『Natural Brown Prom Queen』をリリースした。


現在発売中のロッキング・オン1月号では、「気になるあいつ」にてスーダン・アーカイヴスを掲載しています。本記事の一部をご紹介。



文=池城美菜子

「トーキョー」。オハイオ州シンシナティでブリトニー・デニース・パークスとして生まれたスーダン・アーカイヴスが、本名のブリトニーがきらいで自分でつけ直したときに選んだ名前である。青春映画の傑作『レディ・バード』(2017)を彷彿とさせるエピソードだが、母親が代案を出してスーダンに落ち着いた。「スーダンの公文書」とのアーティスト名も変わっているが、経歴、音楽性もかなり独特だ。

そして、それゆえに2019年のデビューアルバム『Athena(アテナ)』と、本稿で詳しく取り上げる『Natural Brown Prom Queen(ナチュラル・ブラウン・プロム・クイーン)』は軒並み高評価を受けつつ、どのレビューにも驚きと戸惑いが少し含まれている。 

スーダンの最大の特徴は、シンガーソングライター/プロデューサー/バイオリニストのマルチタレントであること。ベース、ドラム、シンセサイザーも操るが、メインの楽器は小学校4年生で手にして以来、独学で身につけたバイオリンだ。レコーディングでは、BOSSのフレーズ・レコーダー、ループ・ステーションRC-20を使用しているそうだから、ループするビートを土台にしているのはまちがいない。

「黒人女性ではなかったら、私の音楽はR&Bとは言われないでしょうね」と、インタビューでコメントしている。彼女はラップもするし、歌い方もここ数年、主流になっている声を張り上げないR&Bの潮流に与するのでまったく異なるわけではないのだが、それ以外の要素が多すぎるのも事実。ループするドラムパターンに、エレクトロからサイケデリック、フォーク、ディスコまで混ぜ込むのだ。(以下、本誌記事へ続く)


続きは、『ロッキング・オン』1月号で! ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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