現在発売中のロッキング・オン3月号では、マシン・ガン・ケリーのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。
「ただ泣き叫んで部屋でうずくまって、誰かが来てくれて、もう大丈夫だからと言ってくれるのを待ちたいだけなのに、絶対にそうはならないから本当にしんどくなってくるんだ」
ロサンゼルス市当局が2020年3月に外出禁止令を発令した数日前のこと、コルソン・ベイカーこと、ラッパーのマシン・ガン・ケリーはアコースティックギターを抱えてソファーに座り込んでいた。白いタンクトップの傍らからは、タトゥーが顔を覗かせていた。無造作にまとめたブロンドの髪の毛が一房、(NBAの)クリーブランド・キャバリアーズのキャップの端からしれっとはみ出している。
「あなた」とカメラの脇にいた女性から声がかかる。
「ちゃんと起きて来たなんて驚きね」
「ちゃんと起きられて俺もびっくりだよ」とケリーは応える。
この日、マシン・ガン・ケリーはさらに驚きの局面を披露することになった。バンドのメンバーひとりに伴われて、パラモアの“ミザリー・ビジネス”のインストゥルメンタルカバーを演奏することになったからだ。この曲はもともと10代の少女が他人から奪った少年について自慢してみせる曲だ。するとケリーはこの動画を「Lockdown Sessions Day 11」というキャプションとともにInstagramにアップロードし、120万回以上再生されることになった。
今年で30歳になったケリーは、メインストリームヒップホップそのものを体現し、エミネムに向けたディストラックである18年の“Rap Devil”、あるいは自分に実態がよくわからない状態にさせてきたレコード業界に対してかみつきながら成功と名声の後に味わう困難を歌い、モダンロックとしての演奏にケリーが培ってきたラップスキルを聴かせる“Hollywood Whore”などのパフォーマンスで知られてきた。
(以下、本誌記事へ続く)
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