現在発売中のロッキング・オン9月号では、ブラーの最新ライブレポートを掲載しています。
以下、本記事の冒頭部分より。
文=児島由紀子
8年のインターバルを経てブラーが帰ってきた! しかも今夏8月のサマソニで「9年ぶりの来日公演!(サマソニ出演は20年ぶり)」を果たすことも発表されている。前回の再結成アルバム『ザ・マジック・ウィップ』(2015年)のリリース時にデーモンにインタビューした際も「ブラーの再結成活動はこれで終わり」とハッキリ断言していたので、昨年11 月にいきなり「2023年夏にロンドン・ウェンブリー・スタジアムで再結成ライブを行う」というアナウンスがあった時は驚いた。
更に今回の一連の再結成ツアーに合わせ、まっさらな新曲が詰まった最新アルバム『ザ・バラード・オブ・ダーレン』も7月21日に世界同時リリースされる。むろんブラーの帰還が公式発表された日は、ここUKのファンのみではなく世界中がまさか!?と自分の耳を疑いつつも大歓喜。だからこそ初日7月8日のチケット9万枚が2分!で完売したわけだが、デーモンにとっては「2015年の再結成で終わり」だったはずのブラーの活動を、なぜあれから8年後に再開することになったのか?
奇しくも今年2023年は、ブリットポップ30周年ということで、既にパルプやマニックス、ジャミロクワイetc.の同期生アクトが欧州中の夏フェスで引っ張りダコ。ブリポ関連の特番も年が明けて以降BBCや各民放局で頻繁にオンエアされ、UK中が90年代再評価ブームに突入している。
今回のブラー再結成の話が舞い込んできたのは「昨年の夏」だったらしいが、昔から時流を読むのに敏感な戦略家だったデーモン。その頃からブラーを再始動させるなら2023年!とプロットを練っていたのかもしれない。(以下、本誌記事へ続く)
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