ガンズ・アンド・ローゼズ:1987年、本能のロックを叩きつけ陽気なシーンを焼き尽くした『アペタイト・フォー・ディストラクション』――名実ともに世界を制覇した四大陸ツアー真っ只中の絶頂期インタビュー

rockin'on 2023年10月号 中面

現在発売中のロッキング・オン10月号では、『特別企画 80年代ロックアルバム100』の中でガンズ・アンド・ローゼズのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。



「80年代のこの業界の肝はほぼ一目瞭然だっただろ―― 何でもかんでも洗練されてなきゃダメだっていう。テクノポップとか、ヘヴィメタルでさえもさ。俺たちはあらゆる点で、この業界のスタンダードの逆を行ってるんだ」(スラッシュ)


『アペタイト・フォー・ディストラクション』がファーストLPとしてリリースされてから1年が経過した今、ガンズ・アンド・ローゼズによる場末のフォークロアと本能のロックンロールは、絶え間ないアルコールの供給を遥かに超えるものをバンドにもたらし続けている。

アメリカのビルボード誌トップ10に数週間ランクインを続けていたのがいつしか数か月に及ぶ頃、『アペタイト~』は唐突に2度目のブレイクを果たした。

そして2週間前、ガンズは一気にナンバーワンへと駆け上がったのである!

アルバムの成功自体が驚きだったわけではない。何しろガンズは第一級の、何ものにも縛られない自由なロックンロールの象徴であり、この上なく直観的で刺激的で、詰まるところ誰よりも人々を心酔させる力を持っているのだから。

「いわゆる業界的な流れには完全に逆行してるんだよな」、リードギタリストのスラッシュが持論を展開する。「80年代のこの業界の肝はほぼ一目瞭然だっただろ――何でもかんでも洗練されてなきゃダメだっていう。テクノポップとか、ヘヴィメタルでさえもさ。俺たちはあらゆる点で、この業界のスタンダードの逆を行ってるんだ。ライブでプレイする時ですら――俺たちは2万人のオーディエンスが相手でも、クラブバンドみたいなショウを演るんだよ。いつだって自分たちの気の向くまま、その場その場でやりたいことをやるだけだ。だから、次から次へヒット曲ばっかり聴けるだろうと思って俺たちのライブに来る連中には言っときたいね、そんなことは期待しても無駄だって」
(以下、本誌記事へ続く)



ガンズ・アンド・ローゼズの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』10月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。


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