サマーソニック2023――ブラー、ケンドリック! 新旧ビッグアクトを筆頭に新たな時代のアーティストたちが一挙集結。それぞれの熱演に大興奮の2日間&ソニックマニアをレポート

サマーソニック2023――ブラー、ケンドリック!  新旧ビッグアクトを筆頭に新たな時代のアーティストたちが一挙集結。それぞれの熱演に大興奮の2日間&ソニックマニアをレポート - rockin'on 2023年10月号 中面rockin'on 2023年10月号 中面

現在発売中のロッキング・オン10月号では、サマーソニック2023&ソニックマニアのライブレポートを掲載しています。本原稿の一部をご紹介。


●SUMMER SONIC 2023 Day 1

最新作『ザ・バラード・オブ・ダーレン』を引っ提げブラーが遂にサマソニへ帰ってきた! 1日目から気鋭の若手たちの勢いも光る
文=粉川しの

2日間完全ソールドアウト、しかも最速での完売となり、ポストコロナの夏フェスのあるべき姿をついに奪還した2023年のサマーソニック、その東京初日。真昼のスタジアムに登場したのがペール・ウェーヴスだ。過去の出演は屋内ステージだったが、新作で豪速球のポップロックへと舵を切った今の彼女たちだからこそ、この環境にも立ち向かえたのだろう。ポップパンクの定番コードの疾走が、ウェーヴス固有のゴスでクィアな賛歌を日陰から日向の大舞台へと引っ張り上げていく。転換の混乱で冒頭こそ寂しい入りだったものの、続々ファンが駆け込んできて最終的に“ゼアズ・ア・ハニー”はワンマン並みの大合唱に!(以下、本誌記事へ続く)


●SUMMER SONIC 2023 Day 2

ケンドリック・ラマーリアム・ギャラガー――2人の圧倒的カリスマが超満員のマリンスタジアムを完全掌握!
文=小池宏和

サマーソニック2023、東京会場の2日目。この日は観たい若手アーティストが幕張メッセ内のステージに集中していたので、まずはフレッシュなヴァイブをしっかり堪能しよう、と意気込んで臨んだ。
ロンドン発、幼少期から友人同士だった女子2人のエクスペリメンタルロックデュオであるノヴァ・ツインズは、エレクトロニックなシークェンスも使用するものの、演奏そのものが音源とは別物というぐらいのダイナミズムを誇っていて驚かされた。自己表現として直情的なロックを選んだ若者たちの健全さが、むしろ清々しい。“Choose Your Fighter”では、興奮のオーディエンスとゼロ距離で応酬してみせた。(以下、本誌記事へ続く)


●SONICMANIA

歴代最高ラインナップでまさしくエレクトロの祭典と化したソニックマニア。若手からレジェンドまで、至福のグルーヴに酔いしれた!
文=小池宏和

史上最高のソニックマニア。開催決定発表後の本誌ヘッドライン記事に僕はそう書いたが、いざ当日を迎えてみると、あらためてその濃密さとクオリティの高さに舌を巻く思いがした。いよいよ、日本が世界に誇るオールナイトフェスとして確立さ
れた感がある。
まずはグライムスによるDJセットを。背面の大型LEDと、紗幕を利用した2重スクリーン構造のビジュアル演出であり、妖艶に舞うダンサーたちも起用する。ガーリーにしてキッチュ、インディーアニメを引用するナードな世界観もグライムスならではだ。音楽と映像をシンクロさせるためのDJセットだったのかと合点がいく。アフロディープハウスを中心に、“ヴァイオレンス”などオリジナル曲のリミックスもちりばめながら感性に忠実なパフォーマンスを繰り広げていたのだが、来日中のイーロン・マスク(元恋人)がステージに侵入、中央で堂々とカメラ撮影していたのは、折角のビジュアル演出を損なっていて頂けない。(以下、本誌記事へ続く)



サマーソニック2023&ソニックマニアの特集記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』10月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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●8月号『60年代ロックアルバム100』特集と9月号『70年代ロックアルバム150』特集もあわせてお楽しみください。
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