いよいよ本特集もシリーズ第4弾の90年代です。
80年代までに発明されてきたポップミュージックのサウンド/フォーマットが他ジャンルとの異種交配を重ねながらさらに細分化――グランジ、オルタナティブ、Lo-Fi、シューゲイザー、ポストロック、ブリットポップ、ビッグビート、トリップホップ、ヒップホップ、ミクスチャー、ラウドロックなどなど百花繚乱した時代。
たとえば2023年の現在からロックヒストリーを振りかえった時、誰しもが真っ先に頭に浮かべるようなバンドたち――ニルヴァーナ、レイジ、レッチリ、ソニック・ユース、グリーン・デイ、ナイン・インチ、ベックらUS勢、オアシス、ブラー、レディオヘッド、プライマル・スクリームなどUK勢がシーンの中心に登場した時代。
さらには、アンダーグラウンドからメインストリームへの反逆:グランジムーブメント、その余波に対しての英国からのカウンター:ブリットポップなどの巨大なムーブメントがユース/カウンターカルチャーとして駆動した激動の時代でもあります。
本特集に掲載する150枚の名盤、インタビュー、論考を通してこの90年代をさまざまな角度からじっくりと振り返ってみてください。 (鴨志田翔)
<コンテンツ紹介>
■ 90年代ロックアルバム150枚ランキング、徹底解説
■ ニルヴァーナ インタビュー:シアトルから世界をひっくり返した革命前夜に迫る
■ オアシス インタビュー:ブリットポップ伝説――1994年、衝撃のデビュー当時のリアルドキュメント
■「シーン別」考察 US/UK/エレクトロ/ヒップホップ
■「多角的90年代マイベスト」座談会
『特別企画 90年代ロックアルバム150』の記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』11月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
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