現在発売中のロッキング・オン12月号では、ハリー・スタイルズのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。
「今は自由な時代で、もっと自由に変化しつつある。
みんなが前よりも『なんでそれやっちゃダメなの?』って疑問を抱くようになってる。
そういうのに自分はワクワクしちゃうわけ」
ワン・ダイレクションの活動休止から数年、かつては10代だったアイドルも現在25歳となり、ソロアーティストとしてアイドル時代よりもさらにロックンロールな輝きを放ちながら、大ぶりの迷彩グリーンのフード付きジャケットの下に身を隠すかのように、180㎝以上の長身を若干猫背にした姿勢を取っている。首から上(妖精のような眉毛、ジョーカー並みの満面スマイル、地球全土に知れ渡っていると思われる顔)をすげ替えたら、今いるようなパブでも普通に気づかれずに飲んでいられそうだ。
とはいえ、そこはどうしたって隠しきれるはずもなく、観念してジャケットを脱ぐと、土星柄のセーターが現れる。もしかして土星にもハリー・スタイルズの名は届いているのかもしれない。
店の隅の席に着くと、周辺のテーブルがハリーの言葉に聞き耳を立てながらも自然にザワザワとし出す。そこで今のこの奇妙なシチュエーションと有名人であることに伴う別の側面について訊ねてみた。つまり、満員御礼のスタジアムや、熱狂して卒倒するファンたちや、金とチャンスが湯水の如く与えられている状況について。そのような異常事態に四六時中さらされながらも、どうしたら人間的に破綻せずに正気を保っていられるのか?
キース・リチャーズは同じ状況に陥ったばかりの頃、自分は地球上のいかなる法にも縛られない国や人種を超えた海賊の長であると想像するようにしていたといい、エルトン・ジョンは大量のコカインに頼っていた。一方、目の前にいるハリーは音楽業界の中で若干の珍種であることで知られており、その立場にしてはもはや異様とも言えるほどいまだに礼節を保っている。
(以下、本誌記事へ続く)
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