ハリー・スタイルズの最新作『ハリーズ・ハウス』が発売されたが、アメリカでは521,500枚の売上を記録。
これは先週発売されたケンドリック・ラマーの新作の売上を超えて、今年初週に最も売れたアルバムとなり1位を記録。また、この18ヶ月で50万枚以上売れたアルバムは4枚しかない。以下が残りの3枚。
アデル『30』839,000枚
テイラー・スウィフト『レッド(テイラーズ・ヴァージョン)』604,500枚
ドレイク『サーティファイド・ラバー・ボーイ』612,500枚
―― ハリーがすごいのは、アナログ盤の売上が、なんと1991年に調査を開始してから、この30年でなんと1位を記録したこと。これまでは、
2014年ジャック・ホワイト『ラザレット』60,000枚
2021年テイラー・スウィフト『レッド(テイラーズ・ヴァージョン)』114,000枚
この2人を抜いて、
2022年ハリー・スタイルズ『ハリーズ・ハウス』182,000枚
と驚異的な枚数を記録。
―― ハリーは、アルバムの発売週に各都市で、ポップアップストアもオープンしていてNYも大盛況だった。ジャケ写と同じセットがあって、そこで写真を撮れたりした。ハリーのライブと同様に、来ているファンが100%幸せそうだったのが最高だった。そこでも、限定でオレンジ色のアナログ盤を発売していた。
―― また先週、米テレビ番組『The Late Late Show with James Corden』に出演し、なんと予算300ドル、時間は3時間で、ジェームス・コーデンがハリーの”Daydream”のMVを撮るという企画があった。これが、ある程度準備していたんだろうと思ったけど、本当にNYブルックリンのアパートに押しかけて突然撮影したみたい。
ビルボード誌によると、ハリーは、乗り気じゃなかったそうで、実際アパートの住人には2回も断られたそう。ラッキーだったのは、3回目にノックした家が女子4人で、大喜びだったこと。
ハリーは引き続き嫌そうで、バスタブに入ってシャツを脱いでとジェームズがお願いしても、ダメと言われていた(笑)。しかも、「これは全部ジェームズのアイデアだと言っておきたい」とまで言っていた。「僕は、クリストファー・ノーラン監督の映画にも出てるのに」と(笑)。
MVのメイキングはこちら。最後に完成したMVがあり。
MVだけはこちら。でもぜひメイキングも見て。
ジェームズ・コーデン自身が俳優でもあり、ミュージカルスターでもあり、コメディアンでもあるという才能の持ち主であるため、出来上がったビデオが、笑えるし、ハリーの魅力が思い存分引き出されていて、見ていて本当に幸せな気持ちになる。さすが世界一のポップスターだ。
曲とすごく合ってるし、曲だけ聴いているより良いと思えるビデオの役割をしっかり果たしている。メイキングのおかげで、ビデオに物語が見えるのも良い。褒めすぎ?
8月から開始するツアーも楽しみだ!
先日観たアルバム発売日の特別ライブは、7月7日発売の『ロッキング・オン』8月号でレポートする予定です。
https://rockinon.com/blog/nakamura/202775
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