日本時間26日午後6時から再配信。ハリー・スタイルズがアルバム発売日にその全曲を演奏した貴重ライブに行った! イギリスではなんとウェット・レッグのカバー披露で完璧。

日本時間26日午後6時から再配信。ハリー・スタイルズがアルバム発売日にその全曲を演奏した貴重ライブに行った!  イギリスではなんとウェット・レッグのカバー披露で完璧。

アメリカでは先週発売されたケンドリック・ラマーの新作の記録をすでに抜き、今年初週で最も売り上げを記録。これから発表される米チャートで1位が確実なのが、ハリー・スタイルズの『ハリーズ・ハウス』だ。

アルバムが発売されたのは先週5月20日だが、その日になんとアルバムを1曲目から順番に演奏する超貴重イベントが、NYのキャパ2万人のUBSアリーナで開催された。

アルバム発売記念に、順番に演奏するライブをやるバンドは時々いるけど、小さい会場で行ったりするのが普通だ。アルバムが発売された日に、つまりファンがあまり聴けていない状況で、いきなりアリーナでやってしまうのが、正に今ハリー・スタイリズがメインストリームでも最大級のスーパースターである証拠だと思う。

今年のコーチェラでも、今一番人気のある彼を観られて観客はラッキーと思ったはずだ。

日本時間26日午後6時から再配信。ハリー・スタイルズがアルバム発売日にその全曲を演奏した貴重ライブに行った!  イギリスではなんとウェット・レッグのカバー披露で完璧。

このNY のライブ配信は、日本時間本日26日午後6時から最後の再放送が行われるのでお見逃しなく!

ちなみにハリー・スタイルズは、去年メインストリームのアーティストとしては数少ないアリーナ・ツアーを決行。最近のインタビューで「こんな時期でもライブができるんだと証明したかった」と言っていたので感動した。NYではマディソン・スクエア・ガーデンで5日間もやったのに即完。

実は、今年のツアーも発表されたのだが、NYはマディソン・スクエア・ガーデンでなんと10日間も発表したが、私にはチケットを買う権利すら回ってこなかった。それでその日のうちに、なんとマディソン・スクエア・ガーデンが計15日間に追加された!

マディソン・スクエア・ガーデン15日間って、最近聴いたことない。

そんな人気最高の彼のライブなので、アルバムがお披露目されたライブ会場は始まる前から祝祭ムード。みんな思い思いのハリー・ファッションで来ていたのが素敵だった。フェザー姿のファンが圧倒的に多かったのと、次に多かったのはなんとパジャマ! それからピンクに、スパンコールが多かった。

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会場では、「ハリーのお家」で写真が撮れるようになっていたし、物販は長蛇の列すぎて並ぶのも諦めてしまうほどだった。

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ライブが始まると、ハリーが「君たちがまた僕の人生を変えてくれたんだ」と言っていたのが印象的だった。

日本時間26日午後6時から再配信。ハリー・スタイルズがアルバム発売日にその全曲を演奏した貴重ライブに行った!  イギリスではなんとウェット・レッグのカバー披露で完璧。

確かに、彼がファースト・アルバムで70年代的ロックサウンドのアルバムを作った時のライブが忘れられない。まずワン・ダイレクションのサウンドとは大きく違うし、しかも、あの当時のメインストリームでロックは全くトレンドではなかった。ロックが鳴ってるなんて、ハリーのライブくらいかも?とすら思ったくらいだった。それなのに、ファンは大盛り上がりだったので感心したのだ。

つまり、ファンは、彼の挑戦に付いてきたと言うこと。それも、ワン・ダイレクションの勢いがある時ならあり得るだろうが、現在3枚目のアルバムにして、人気がアメリカでも最高。

カリスマ性はもちろん、変わり続ける音楽性や、ジェンダーベンダーのファッションに、女性中心のバンドメンバーに、女性アーティスト中心の前座など、女性に向けたメッセージなども今なのだと思う。デビュー作から保守的な道を進んでいないのも魅力なのだと思う。

新作が披露されたライブでは、ファンキーで華やかな”Music For a Sushi Restaurant”に始まり、

クラッシックなポップソング”Can’t Take My Eyes Off You'などすら彷彿させる”Late Night Talking”へと軽やかでスムーズな流れの曲へ。

そこでハリーが、「ニューヨーク、発売日に来てくれてありがとう! ここに来られて本当に嬉しい」と挨拶。「僕は精一杯みんなをエンターテインするのが仕事だから、みんなも自由に自分らしく楽しでくれたら嬉しい」と語り、”Grapejuice”。

「今日の特別なイベントに来てくれてありがとう。気付いてくれたと思うけど、今日はアルバムを1曲目から演奏しているんだ。みんな今日は最高に素敵だよ」と語り、さらに、「みんなが僕の人生を変えてくれた。ありがとう」と挨拶した。

この日は、このアルバムに参加してくれた人に可能な限り感謝を述べていた。そして、すでに発売されていたので、一番盛り上がった”As It Was”を演奏。

”Daylight”に続き演奏された”Little Freak”では、なんと「東京のホテルで書いた」と語った。

「この仕事をしていて楽しいのは、自分が好きな友達と曲が作れることだ」と語り、東京のホテルで友達と作った曲だと言っていた。ライブではアコギの優しい響きが特徴的だったが、アルバムで聴くと繊細なアレンジが聴きどころになっている。

”Matilda”はすでにファンから最も人気のある曲。「友達のために書いた曲で、その人が聴くべきだと思ったことをここで語ったんだ。君たちにも当てはまることがあったら君のための曲でもある」と。優しく語りかけるような曲だ。

再び軽やかなファンキーな曲”Cinema”。続いて、”Daydreaming”。これは彼の作曲パートナーであるタイラー・ジョンソンが、ハリーがパームスプリングスからLAに向かって車を走らせている時にボイスメールで送ってくれた曲だということ。それ以来歌い続けてできた曲だそう。どこかレトロな響きな弾けたダンスソング。

”Keep Driving"では、同じく彼の長年のギタリストを務めるミッチ・ローランドが紹介されると、この日最大かという大歓声に。「彼のおかげで曲がいつも良く聴こえるんだ」と。メランコリーなメロディの曲だ。

”Satellite”は「静かに始まるんだけど、後で弾けるから」と紹介され、続いて”Boyfriend”。コーチェラでパフォーマンスされた時もみんなが聴き入った曲だ。ここでは「この曲は『ファイン・ライン』のセッションの終わりにできた曲で急いで完成させてあのアルバムに入れる手もあったんだけど、絶対この曲にぴったりのアルバムができるはずだと思って取っておいた」と言っていた。

またその後「色々なバージョンを経る中でいつも何かが足りないと感じてきたんだけど、そこにベン・ハーパーが魔法のギターを弾いてくれた」と感謝していた。

そして最後の曲”Love of My Life”では、再び「みんなのおかげで、自分が好きだと思えるアルバムが作れたんだ」と感謝していた。

この後はアンコールですぐ戻ってくるからと言って、何度もありがとうと言っていた言葉を曲で返すかのようにヒット曲の連発。

”Adore You”に”Watermelon Sugar”。さらに、「これほど今にぴったり響く曲もないと思う」と”Sign of the Times”。会場からウクライナの国旗とLGBTQの旗が投げ込まれて、その両方を掲げて軽やかにステージを跳ねていた。

日本時間26日午後6時から再配信。ハリー・スタイルズがアルバム発売日にその全曲を演奏した貴重ライブに行った!  イギリスではなんとウェット・レッグのカバー披露で完璧。

さらに、ハリーのライブではいつも演奏されるけど、この日もワン・ダイレクションの”What Makes You Beautiful"をやったのも完璧で大盛り上がりだった。

”Kiwi”で終わりかと思いきや、再び出てきて”As It Was”を再び歌った。ファンは当然だが、彼にとっても自分が大好きだと思える作品が作れて、それをファンと分かち合えて本当に楽しかったのだろうと伝わってくるライブだった。「アイ・ラブ・ユー」と言ってステージを名残惜しそうに去った。

日本時間26日午後6時から再配信。ハリー・スタイルズがアルバム発売日にその全曲を演奏した貴重ライブに行った!  イギリスではなんとウェット・レッグのカバー披露で完璧。

相変わらず観た人たちの幸せ度を200%上げてくれるような最高のライブだった。

ちなみに、ハリーは現在イギリスに行っていて、最近ウェット・レッグの”Wet Dream”をカバーしたセンスも完璧だ。



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