なんと! ハリー・スタイルズ新作『ハリーズ・ハウス』のタイトルは細野晴臣の『HOSONO HOUSE』から取ったそう。アルバムは今週発売!

なんと!  ハリー・スタイルズ新作『ハリーズ・ハウス』のタイトルは細野晴臣の『HOSONO HOUSE』から取ったそう。アルバムは今週発売!

毎週、今年最高に重要な作品ばかりが発売される5月だが、今週末はハリー・スタイルズの『ハリーズ・ハウス』が発売される。

最近Apple Musicで行ったインタビューが配信されたがその中でなんと、このタイトルは、細野晴臣の『HOSONO HOUSE』から取ったと語っている。

映像の1時間10分あたり。

「このアルバムのタイトルは、細野のアルバムから取っていて、彼が70年代に『HOSONO HOUSE』って作品を作ったんだ。
日本で少しまとまった時間過ごした時に、そのアルバムを聴いて大好きだったんだ。彼がソロで作った初の作品なんだよね。
それで僕も、『ハリーズ・ハウス』というタイトルのアルバムを作ったらすごく楽しいだろうなあと思ったんだ。

当初はすごく小さい作品として考えていたんだけど、実際アルバムを作り始めてみたら、これは地理的な場所についてではなくて、内面的な場所なんだなあと気付いた。

そのタイトルを取り出して、作っている曲に当てはめてみたら、全く新しい意味が生まれたように思えた。

例えば、1日家にいる間に僕が何をするのか? 1日頭の中で僕はどんなことを考えるのか?を想像してみたんだ。
1日家にいれば、楽しい音楽も聴くし、悲しい音楽も聴くし、その全てが好きだし、色んなことを感じる。
だからこのアルバムは人生のある1日みたいな感じなんだ。

確かに、よりエレクトロニックなサウンドのアルバムになったと言えるかもしれないけど、でも僕としては、これまでで最も親密な作品になったと思っている。実際、そんな風に少ない人数でレコーディングもされたしね」


このタイトルが発表された時に、ジョニ・ミッチェルが「このタイトル大好き」とツイートしていて、ジョニ・ミッチェルの『The Hissing of Summer Lawns』に収録されている”Harry’s House/Centerpiece”を思い浮かべた人もいたようだが、まさかの細野さんとは!

またこのインタビューの中で、ビリー・アイリッシュの登場が彼を精神的な呪縛から解放してくれたというすごく大事なことを語っている。

●28歳であることで、時間が早くすぎると感じか遅く感じるか?という質問に対して、

「ビリー・アイリッシュが初めて大ブレイクした時に思ったことがあるんだ。

自分がバンド(ワン・ダイレクション)にいた時に、いつも僕らはすごく若いと思っていて、楽しくてエキサイティングなのは、僕らがみんな若いからだと思っていた。

それで彼女があまりに若くして大ブレイクしたのを見た時、僕はもうあんなに若くないって気付いた。

というのも、しばらくの間は、この音楽シーンの中で、いかに自分がエキサイティングな存在であり続けるのかを考えていたからね。

でも彼女を見た時に、僕らはもう同じものではないと気付いた。

つまり、自分はもう彼女みたいに若くてエキサイティングなものではなくなったということ。

だから、その時に、それじゃあ自分はミュージシャンとしてどんな人間になりたいのか?を考えさせられたんだ。

それで彼女には何度か遭遇しているけど、実は遠くから彼女にものすごく感謝している。
彼女が僕に何かを示してくれたんだよね。
『もうこれになることを心配しなくていいから』ってね。
彼女は僕より実際ずっと若いしね。
だから僕は、さああの場所へどうやったら戻れるのか?って考える意味もなくなったんだ。
つまり、彼女は僕を呪縛から解放してくれたってこと。

それをすごく感謝している。
彼女には直接言ったことがないから、奇妙かもしれないけどね。
それが僕にとっては信じられないくらいの自由を与えてくれた。
とにかく良い音楽を作りたいって思えたんだ。
それだけ。僕がやりたいのはそれだけだって思えた。
それ以外はそれだ、ってね」


素敵❤️

ハリーは、アルバムの発売日5月20日に、なんとNYでライブをすることになっている!!!

このNYライブはアップルミュージックで配信される。生配信含めて計3回。アップルミュージックがあれば世界からアクセス可。


スケジュールは日本時間で以下の通り。
1. 5月21日午前10時〜
2. 5月23日午前1時〜
3. 5月27日午前12時〜

すでにツアーも発表されていて、NYはマディソン・スクエア・ガーデン10日間だ! 去年のツアーでも5日間やったのだが、全っ然チケットが取れなくて、史上最高に天井に近い席で観たけど、それでもあんなに幸せな空間はなかった。

この作品は日本でもレコーディングしていると記載されているし、細野さんのアルバムタイトルから名付けたということなので、ぜひぜひ日本にも来て欲しい(祈)。

ハリーは、コロナ禍のインタビューでも、自由に旅行できるようになったら最初に行きたいのは日本と答えていた。

現在発表されているシングル”As It Was”はこちら。

この曲はアーケイド・ファイアがカバー済み。
https://rockinon.com/blog/nakamura/202664

またコーチェラで披露された新曲”Boyfriend”を、美しい曲と言ってエンジェル・オルセンがすでにカバーしている。
@angelolsentok This new Harry song is a beauty (debuted at Coachella) #harrystyles #bigtime #fyp ♬ original sound - Angel Olsen



ロッキング・オン最新号(2022年6月号)のご購入は、お近くの書店または以下のリンク先より。

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