ロックンロールの走り屋:ザ・キルズ、7年ぶりの新作リリース。切れ味抜群、ミニマルかつダイナミックな6th『ゴッド・ゲーム』を、アリソン&ジェイミーが語り尽くす!

rockin'on 2023年12月号 中面

現在発売中のロッキング・オン12月号では、ザ・キルズのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。



「俺たちは始まりの段階で、『 これを一生やり続けよう、自分たちの人生をバンドに変えよう』とお互いと約束を交わしたっていうのかな。
その意味で言えば、20年経ったのは驚きではないんだ、最初からそれを目指していたんだから」(ジェイミー)


●制作開始の矢先に起きたパンデミック&ロックダウンの先行きの見えない時期・日常の変化は、本作の針路をどう変化させたと思いますか?

アリソン・モシャート(以下アリソン)
「私はあの変化をポジティブなものと見ようとしている。『おまけ』の自由、何かを探究するための時間がもたらされたんだ、と。今作は本当にエネルギッシュで希望を感じさせるものになったし、それはそうしたエネルギー/ヴァイブスこそ私たち自身が感じたかった、そして前進するために自分たちが抱いていた類いのものだったからじゃないかな」

ジェイミー・ヒンス(以下ジェイミー)
「レコードを1枚書くのは毎回、書いている間は不安と半信半疑の念はつきものなんだよ(笑)。ただ、全世界が同じ体験を味わうという、あの状態には非常に興味深いところがあった。それがどうこのレコードに反映されたかを逐一指摘するのは自分には無理だけど、あの『グローバルなフィーリング』めいたものと自分たちがチャネリングしていた、その感覚は確実にあったね」

●非常に劇的なビートメイクとギターの融合が新たな力学を生んでいます。今回新たに作曲にピアノを多く使ったそうですが、それはなぜ?

アリソン「ジェイミーから、100ドルの小型キーボードを買うように勧められてね。購入し、電源を入れた途端、とにかく曲作りにのめり込んで止まらなくなってしまって。本当に解放的で、書く素材のリズム感も変化したし、美しいメロディも沢山生まれた。私は過去20年ずっとアコギで曲を書いてきたから、あれくらい単純なことをやってみるのは本当に楽しい体験で、創作面で少し刺激されたと思う。それに、ジェイミーもトラックを切り刻んだり木っ端みじんにし始めて(笑)、本当に素晴らしい音源を送ってきて」
(以下、本誌記事へ続く)



ザ・キルズの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』12月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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