現在発売中のロッキング・オン5月号では、ビリー・アイリッシュのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。
「かなり若いころから大人の人生を送っていたから、まだこんなに若いんだ、っていうのを自分でも忘れていたのかもしれない。
いろんな意味ですっかり落ち着いていたから。
70代の人みたいに生きていた。
そんなことをする必要がないって気づいたのは、つい最近なんだ」
「女性であることそのものが、とてつもない戦いなんだ。それも、永遠に続く」とビリー・アイリッシュは言う。「人目にさらされる若い女性なら特にね。これって本当にフェアじゃない」
ロサンゼルスにある彼女のスタジオに到着した時、ビリーはアコースティックギターをかきならしていて、肩の力が抜けたクールな雰囲気を放っていた。立ち振る舞いもとても落ち着いて、自身の成功をシャンパンで祝うこともできないほど若いころに、7つのグラミー賞と1つのアカデミー賞を受賞しているアーティストだということを忘れてしまいそうになるほどだ。
「結果的に、まだ若いし、人生で何でもできる時間があるわけだけど」と彼女は言う。「私はかなり若いころから大人の人生を送っていたから、まだこんなに若いんだ、っていうのを自分でも忘れていたのかもしれない。いろんな意味ですっかり落ち着いていたから。70代の人みたいに生きていた。そんなことをする必要がないって気づいたのは、つい最近なんだ」
ビリーが最初に名声を手にしたのは13歳の時だった。兄のフィニアスとレコーディングした浮遊感あふれるトラック“オーシャン・アイズ”が、サウンドクラウドで急速に拡散したのだ。これをきっかけに一躍、気鋭のアーティストとして注目を集めたビリーは、衆人環視の中で思春期を過ごすことを余儀なくされた。
彼女はすぐに、「矛盾に満ちた存在」というセルフイメージを確立した。一度聴いたら忘れられないフックのあるメロディに乗せて、ソフトな囁き声で歌うのは、友達を殺した話や、元彼の車に火を放った話、あるいは独占欲の強すぎるボーイフレンドを、彼の誕生日に捨てた話などだ。ネオンカラーのゆったりとした服という個性的なファッション、強い印象を残す青い瞳、気味の悪さを全面的に打ち出したビジュアルイメージが相まって、ビリーはあっという間に、音楽業界のあらゆる人が話題にする存在になった。
(以下、本誌記事へ続く)
ビリー・アイリッシュの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』5月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
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