現在発売中のロッキング・オン11月号では、「rockin'on sonic」にての特集記事を掲載しています。本特集内のプロデューサー山崎洋一郎インタビュー記事の一部をご紹介。
●洋楽フェスをこのご時世にやりたいということも含めて、そもそもの出発点からお話いただけますか。
「まず、ニーズがあるのにそれに対応しているイベントがないなあというのがあって。洋楽がシュリンクしているって言われているけど、でも確実にかつての黄金時代と言われていた90年代、00年代の洋楽を聴いて育った世代はいっぱいいるわけですよね。自分がそれを欲しているっていうのもあるけど、しっかりそれに応えるものを作りたいなっていうのはありました。あと、こういうコンセプトでやると年齢層高め向けねと言われるのはわかっていたんだけど、この年齢層高めをターゲットにしたフェスってある意味新しいんじゃないのかなっていう予感があって。これは全然かっこ悪くないなっていう感じもありました」
●サマーソニックとの補完関係というか、どのくらいラインナップの毛色を変えようというイメージだったんですか?
「いや、サマソニの前提は全然なくって。発案がロッキング・オンだったんです。だから最初に、90年代、00年代にロッキング・オンが取り上げていたようなアーティストが出演する、ロッキング・オンを読んで育った人へ向けてフェスを作りたいって、俺がラインナップをダーッと書いて、それをクリエイティブマンに話して」
●そういう感じだったんですか。
「そう、清水さんに渡してこういうのがやりたいんですって」
●時期、場所ありきではなかったんですね。
「それは半分ありました。こういうフェス作りたいなっていう理想論とは別のところでCOUNTDOWN JAPANを毎年やっていて、そのあとステージやインフラをばらしちゃうのはなんか惜しいなって」
●まだお休み期間があるのになって。
「そう、まだお休み期間もあり、メッセもなにも興行がなく空いているし、なんかできないかみたいなのも別にあって。そのふたつが一致した」
●しかも海外って、クリスマスに休むから日本人みたいに正月にしっかり休む文化はなくって。
「そうですね」
●だから盲点だったなって思いました。
「そう、海外のアーティストはクリスマスは働かないけど、ニューイヤーは働くんだよねって聞いてはいたけど、とはいえ10日とかそれぐらいからかなって思っていたんだけど。いざオファーし始めたら、いや全然いいよってノリだった」
(以下、本誌記事へ続く)
続きは、『ロッキング・オン』11月号で! ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
Instagramはじめました!フォロー&いいね、お待ちしております。