エリカ・バドゥ、すごすぎ。。。

エリカ・バドゥ、すごすぎ。。。

新作『ニュー・アメリカ パート・ツー(リターン・オブ・ザ・アンク)』を発表した2日後という絶好のタイミングで来日したエリカ・バドゥをZEPP TOKYOで観てきたのだが。。。
もうすごすぎ。

このライヴを観てしまうと、女性R&Bとか、女性シンガーとかへの判断基準が変わってしまう。ライヴは全編即興で様々な楽曲が解体されていくような形になっていて、さながらそれは一人の声だけでプログレをやってしまうような感じ。過去の代表曲もやるのだが、それさえも彼女の中では、もう今の表現として別物になっていて、それは最終的に『ニュー・アメリカ』というここ2作で提示しているコンセプトにも繋がっていく。

今のエリカ・バドゥの路線は、本国アメリカでも疑問の声が多いらしい。けれど、今日のライヴを観てしまうと、むしろ矮小なR&Bの文脈とまったく違うところで、彼女が音楽をやっているのが分かる。完全にふっきれていて、迷いがない。“Window Seat”のビデオも、そうした彼女のモードを反映しているのだと思う。

ちなみに今日、エリカ・バドゥはマイケルの曲も歌っていた。(古川)
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