カイリー最高!


カイリー・ミノーグのライヴが最高すぎ。

格調高く官能的な海中の映像が流れるなか、貝に包まれて登場するというオープニングの“アフロディーテ”が象徴的だったが、アメリカのアーティストには絶対にない世界観。
その上で、ちゃんと快楽的にも振り切れたピーク・ポイントがいくつも用意されているという実に練り上げられたショウ。

しかし、快楽を喚起するという点においてカイリー・ミノーグは絶対にブレない。もう40歳を超えたが、小悪魔というイメージは、その容姿を含めて、まったくほころびていない。

20年ぶりの来日公演となったわけだが、ヒット曲を網羅したそのセットリストも含め、“今”のカイリーが観られて良かった。

震災後の日本で、この公演をやったカイリー・ミノーグは偉い。(古川)
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