ジェイク・バグを観て思ったこと

ジェイク・バグを観て思ったこと

リック・ルービンのプロデュースによるセカンド・アルバムが、プロとしてのタフさを感じさせる仕上がりだったので、どうライブが変わっているか楽しみだし、少し不安でもあった。しかし彼は相変わらず、学園祭で観た、とんでもなく才能ある同級生のままだった。
前回は高校の学園祭で、今回は大学の学園祭だったけど(笑)
多くの人が指摘しているように、演奏に安定感が生まれ、何より1時間強のステージがストーリーを感じさせるものになったのが大きい変化だ。そこには確実な成長が感じられた。「ブロークン」のドラマチックなプレイは素晴らしかった。
しかし、敢えて言うならセカンド・アルバムにあった、ちょっと成長が早過ぎるスピード違反感はライブにはなかった。
僕たちは、展開の早いハリウッド映画のストーリー展開に慣れてしまい、全てにそれを求めてしまう。しかし、ジェイク・バグはハリウッド映画の主人公になるつもりはなく、もっとしたたかに自分のキャリアを考えているようだ。それがとても嬉しかった。
素晴らしいライブだった。
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